Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
JX-ENEOSサンフラワーズ(WJBL 1)とトヨタ自動車アンテロープス(WJBL 5)の顔合わせとなった第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)準決勝。リオデジャネイロ・オリンピック4選手を送りこんだJX-ENEOSは、今大会も初戦となった3回戦(岐阜女子高校戦)と続く準々決勝(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス戦)で、いずれも30点以上の差をつける大勝。リーグ戦22戦無敗の地力を見せつけている。
司令塔の吉田亜沙美とインサイドの渡嘉敷来夢、間宮佑圭の実力は言うに及ばず、もう1人のオリンピアンである宮澤夕貴は今シーズンの成長株。182センチの長身ながら3ポイントという飛び道具を身につけた宮澤は、準々決勝でも11本中8本の3ポイントを炸裂させている。
対するトヨタ自動車も、栗原三佳と近藤楓というオリンピアンを抱える。2人の高確率の3ポイントはチームの最大の武器。また、やはりオリンピック経験者である大神雄子も、34歳という年齢を感じさせない動きを見せている。大神はJX-ENEOSでキャリアをスタートさせており、より強い気持ちで古巣との対戦に臨むだろう。今大会は初戦(大阪人間科学大学戦)よりも準々決勝(日立ハイテク クーガーズ戦)の方が内容が良く、選手も手応えを感じている様子だ。
カギになるのはトヨタのディフェンス。相手にタフショットを打たせてリバウンドを取れれば、勝機が見えてくる。
文=吉川哲彦