2020.12.18

好調の相手を迎え撃つ横浜ビー・コルセアーズ…フォーカスすべきはディフェンス

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

横浜ビー・コルセアーズvs秋田ノーザンハピネッツ(@横浜国際プール)
第1戦:12月19日15時5分 第2戦:12月20日14時5分

 第11節に三遠ネオフェニックスを連破し、続く第12節では川崎ブレイブサンダースを相手に1点差と健闘した横浜ビー・コルセアーズは、前節には信州ブレイブウォリアーズとの1戦目に勝利。第2クォーターを8失点に抑えるなど、得点力不足に悩む信州に攻めさせず、今季2番目に少ない57失点で快勝した。2戦目も64失点と信州のオフェンスを機能させなかったが、自らのオフェンスも前半にわずか17得点と沈黙。後半盛り返しながらも最終的に58得点と逆に抑えこまれてしまった。

 対する秋田ノーザンハピネッツは勢いを持続している。第11節の広島ドラゴンフライズ戦で連勝し、第12節はアルバルク東京を撃破。そして前節は島根スサノオマジックに対し、1戦目は日本人選手4人が2ケタ得点を挙げて白星。2戦目は一転して49失点とディフェンスの勝利となったが、ベンチ入り全員得点とオフェンスの好調ぶりも目立つ。外国籍選手に頼らないオフェンスシステムが成熟してきている印象だ。

 80得点以上が5試合中1試合しかなかった11月に比べ、12月は1試合平均88.8得点と一気にオフェンスの歯車が回りだした秋田に対し、横浜がフォーカスしなければならないのは当然のようにディフェンス。特に日本人選手は誰一人としてノーマークにしてはならず、ローテーションを工夫する必要がある。その上で、オフェンスでも日本人選手が確率良く得点したいところ。3ポイントが決まると秋田のディフェンスにも風穴を開けられるはずだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア ※特別指定
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

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