2021.03.31

7連敗中で苦境に立たされる横浜ビー・コルセアーズ、同地区首位相手に守り合いへ持ち込みたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

横浜ビー・コルセアーズ vs宇都宮ブレックス(@横浜国際プール)
3月31日19時5分

 横浜ビー・コルセアーズは、富山グラウジーズを迎えた前節、第1戦の第1クォーターを除けば決して悪いものではなかった。得点力の高い富山に食らいつき、第1クォーターの8得点が響いて15点差をつけられたものの、第2戦は最後までどちらに転ぶかわからない好ゲームを演じて6点差。ただ、連敗したことは事実であり、その要因はディフェンス。2日間ともファウルがかさみ、フリースローでの失点が多かった。

 今節の相手は、ディフェンスの強度が高い宇都宮ブレックス。オフェンスで対抗するのは難しく、守り合いに持ちこまなければならない。その宇都宮は、三遠ネオフェニックスに危なげなく連勝。1戦目は44点差、2戦目は32点差と地力の違いを見せつけた。特に第2戦はベンチ入り全員が得点を記録するなど、オフェンス面も良い成果を挙げたが、中でも活躍が光ったのはテーブス海。第1戦で今シーズン最多タイの14得点をマークすると、続く第2戦も13得点。チーム内での存在感は確実に増している。

 横浜にとって今節は、横浜国際プールでの今シーズン最終戦。その相手が、今シーズン限りでの引退を表明している竹田謙の古巣となった。宇都宮には第27節にもアウェーで連敗を喫したばかりだが、この時も11点差、6点差と必ずしも悪い出来ではなかった。竹田はその宇都宮戦以降5試合連続で10分以上に出場しており、その働きが重要度を増していることは確か。ディフェンスはもちろんのこと、オフェンス面でも古巣への手痛い一撃を期待したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

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