2023.04.11

【茨城vs群馬】群馬はついに“借金”生活に突入…茨城の3ポイントシュート攻勢を防ぎたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

茨城ロボッツvs群馬クレインサンダーズ(@アダストリアみとアリーナ)
4月12日19時5分

 茨城ロボッツが今シーズンの宇都宮ブレックスとの対戦を勝ち越しで終えた。前節GAME1は第1クォーターが9点ビハインドというスタートながら、その後はペースをつかみ、GAME2は前半に奪った11点リードを第3クォーターに詰められたものの、第4クォーターは一時14点差をつけるなどして逃げきった。2戦を通じて中村功平のシュートタッチが良く、GAME1は4本すべて、GAME”は6本中3本の3ポイントシュートを成功。チームは東地区6位に順位を戻した。

 対する群馬クレインサンダーズは調子を上げているレバンガ北海道に飲まれ、2戦とも90失点超えで連敗。相手の外国籍選手を抑えることができず、特に第3クォーターに相手を勢いづかせてしまう展開となった。2試合欠場のトレイ・ジョーンズが復帰したGAME2は最大14点差を残り29秒で追いつく粘りも見せたが、その後を守りきれなかったことは反省材料。快調だった開幕から一転し、残り10試合となった段階でついに“借金”生活に突入した。

 B1で2シーズン目となる“昇格同期”の直接対決は、茨城の得点が安定しているのに対し、群馬は第17節の対戦で3ポイントシュートが菅原暉の2本しか決まらず、わずか66得点。茨城は3戦とも高確率で3ポイントシュートを決めているだけに、今回はその攻防がポイントの一つになるだろう。特に試投数はシーズンを通じて大きな開きがあり、群馬は茨城に3ポイントシュートを打たせない守り方を考えたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
トーマス・ケネディ
福澤晃平
浅井修伍※特別指定
多嶋朝飛
荻沼隼佑 ※ユース育成特別枠
チェハーレス・タプスコット
中村功平
キャメロン・クラットウィグ
山口颯斗
エリック・ジェイコブセン
山口哲平 ※ユース育成特別枠
鍵冨太雅
平尾充庸
鶴巻啓太
林翔太郎
ジャワラジョゼフ

・群馬(HC:水野宏太)
星野曹樹
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
八村阿蓮
野本建吾
菅原暉
アキ・チェンバース
並里成
ケーレブ・ターズースキー
山崎稜
ジャスティン・キーナン

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