2023.04.20

【新潟vs富山】B1残留へ正念場の両チーム…新潟は今節の降格回避へ勝利必須

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

新潟アルビレックスBBvs富山グラウジーズ(@シティホールプラザアオーレ長岡)
GAME1:4月22日17時35分 GAME2:4月23日13時5分

 B2降格圏に沈むリーグ全体24位の新潟アルビレックスBBと、同23位の富山グラウジーズが2ゲーム差で直接対決を迎える。『B.STATS LAB』によると、降格マジックは新潟が「2」、富山も「6」と正念場だ。

 新潟は3連敗中。前節、アウェーの横浜ビー・コルセアーズ戦は80-88で競り負けた。ロスコ・アレンコフィ・コーバーンを起点に攻撃が機能する時間帯を作り、ディフェンスでも奮闘したが、第4クォーターに5本の3ポイントシュートなどで30失点。終盤のミスやシュートを決めきれなった場面が悔やまれる。

 一方、富山は前節、三遠ネオフェニックスに94-105で敗れた。第1クォーターからミスを重ね、ターンオーバーから25点を失うなど、失点は今シーズン最多タイを数えた。ただ、22得点を挙げた喜志永修斗をはじめ、5人が2ケタ得点をマーク。小野龍猛野﨑由之も続き、チームで12本の3ポイントシュートも射抜いた。

 そんな両チームの直接対決は今節が3度目。新潟は2連敗中だが、B1残留のためには2連勝がマストだ。直近第29節で苦戦したゾーンディフェンスを攻略できるか。前節、無得点に終わった杉本天昇の3ポイントシュートや、ベテランの綿貫瞬によるゲームメイクが勝敗の流れを左右しそうだ。

 対する富山は喜志永を中心に、課題である試合の立ち上がりを乗りきったうえで、相手のオフェンスを阻めるか。特に、コーバーンを経由するボールムーブを停滞させ、タフショットを打たせる展開が必要になる。リバウンドを回収して、マイルズ・ヘソンノヴァー・ガドソンなどが走る展開に持ち込み、降格圏脱出を目指す。

文=大橋裕之

■ロスター
・新潟(HC:コナー・ヘンリー)
川村卓也
モサクオルワダミロラ雄太ジョセフ
澁田怜音
ケヴェ・アルマ
杉本天昇
木村圭吾
綿貫瞬
コフィ・コーバーン
ロスコ・アレン
池田雄一
遠藤善
玉木祥護
小池文哉※特別指定

・富山(HC代行:高岡大輔)
小野龍猛
ファイサンバ
飴谷由毅
野﨑由之
ブライス・ジョンソン※インジュアリーリスト
水戸健史
喜志永修斗※特別指定
浦野泰斗
松井啓十郎
上田隼輔
マイルズ・ヘソン
ノヴァー・ガドソン
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

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