2023.09.17

群馬がプレシーズンゲームで王者・琉球に白星…古巣と対戦の並里成「相変わらずいいチーム」

久々に沖縄アリーナでプレーした並里(写真は昨シーズンのもの)[写真]=B.LEAGUE
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 9月16日、各地でBリーグのプレシーズンゲームが行われ、群馬クレインサンダーズ琉球ゴールデンキングスと沖縄アリーナで対戦。アウェーで前年王者と対戦した群馬は、72-68で接戦を制した。

 試合後のヘッドコーチや選手のコメントを、クラブが公式サイトを通じて伝えている。

 水野宏太HCは「昨シーズンの優勝チームである琉球さんに、ケガ人等で選手がいなかったにせよ、チャンピオンシップに出ることができなかった僕たちがプレシーズンでも勝つことは、このチームにとっては大きいことだと思っています」と心境を語った。

 まだプレシーズンゲームのため、「この勝ちがどこまで意味をするかは、この段階では語れない」としつつも、「着実に自分たちがステップアップしてチーム力を伸ばしていくことを考えたときに、この試合で試合巧者の琉球さんにプレシーズンで勝つことができたことは、自分たちの自信にしてもいいかなと思います」と手応えをつかむことができたようだ。

「どんな状況でもあれだけ冷静にプレーができる琉球さんはやはりいいチームだなということを同時に感じることができましたし、自分たちがその背中を追って、強いチームになっていくことが必要だと、改めて今日の試合をとおして思いました」(水野HC)

 また、古巣との対戦となった並里成は、「この(沖縄)アリーナで試合ができて、まずは『ただいま』と言いたいですね。いい雰囲気でバスケットができたので、すごく楽しかったです」と、地元・沖縄のファンへ向けてメッセージを送った。

 今季のレギュラーシーズンではホームのオープンハウスアリーナ太田でしか琉球との対戦がない群馬。地元ファンの前でプレーする貴重な機会に並里は「盛り上がるタイミングだったり、そういうのは沖縄の人はものすごく分かっているなと思って、なんか恋しくなりましたね」と素直な心境を明かした。

 対戦した琉球の印象については、「相変わらずいいチームだと思います。ワールドカップがあってチームの練習がうまくできてなかったと思いますが、しっかりディフェンスして、しっかりボールが回って、みんなでバスケットをしているのはすごいなと思いますし、まだまだこれからという選手たちの気迫を感じました」と、手放しで称賛した。

 一方、現在所属する群馬の完成度については、「チームとしてまだまだ仕上がっていないですが、ポジティブな課題もいっぱい出てきて、ちょっとずつ前に進んでるかなとは思っています。まだまだ隙が多く、琉球さんとは全然違うなと思います」と、冷静に現状を分析した。

 さらに、今シーズンより琉球から新加入したコー・フリッピンについて聞かれると、「コーの合流はすごくうれしいなと思っています。彼のエナジー、ディフェンス、リーダーシップだったりがチームに必要なので、彼が来てくれたことは、沖縄のファンの皆さんには寂しいことだと思うんですけど、僕らとしては助かっています」と、チームにとって大きなプラスになっていると明言。

 そのほかにも、辻直人木村圭吾ベン・ベンティルといった新戦力をそろえる群馬は、今シーズンどのような戦いを見せてくれるのだろうか。

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