Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
『ガチ。』『ぶちバケろ。』『SAGASAIKO FAN FUN FAAAAAAN』……。
Bリーグが発足して8年目を迎え、各クラブのスローガンも個性豊かな言葉がちらほら見受けられる。茨城ロボッツもその1つだ。
『アガロ↗4000』
新B1参入への様々な条件をクリアするために掲げたこのスローガンのもと、茨城は新体制を敷いて2023-24シーズンに挑む。目指すはB1での過去最高となる「35勝」だ。
新たに指揮を執るのは、ジェームズ・アンドリセヴィッチスーパーバイジングヘッドコーチ。指揮官は昨季限りで退団したリチャード・グレスマン氏が築き上げたアップテンボなバスケットをベースに、「ボールを動かしてオープンの選手にパスを出し、フリーの状態でシュートを打つというオフェンスを披露したい」と理想の展開を明かす。
新加入選手は練習生から這い上がった中村ジャズ、電撃加入したマックス・ヒサタケなど、比較的若くポテンシャルを秘めた顔ぶれが並んだ。マーク貝島ゼネラルマネージャーは今季のロスターでポジションレスなバスケを目指すと発表しており、いち早く完成度を高めるには、日々の練習や実戦を通じて「成長していくこと」だと、主将の平尾充庸とアンドリセヴィッチSVHCは口をそろえた。
昨季以上に中心選手としての活躍が求められるのは山口颯斗、中村功平、鶴巻啓太の3人だろう。特に昨シーズン全60試合に出場して成長を遂げたガードの中村には、得点とアシストでキャリアハイを更新する躍動に期待だ。
「キングスでは本当にたくさんのことを経験させてもらいましたが、自分自身としては悔しい思いの方が大きかったです。そういった悔しさを晴らして、もっと活躍したいです」
持ち味は高確率の3ポイントシュートとハードな守備。茨城の新たな武器として存在感を示し、飛躍のシーズンを送ってほしい。
文=小沼克年