2024.01.25

島田チェアマンの球宴リポート後編…比江島慎、赤穂雷太に加えまさかの乱入ゲストも登場

『島田のマイク』169回が配信
バスケ情報専門サイト

 1月25日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第169回が配信。前回に引き続き、島田チェアマンが『B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA』開催地で選手にインタビューを実施した模様が放送された。

 初めに島田チェアマンのもとを訪ねたのは、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で日本中に歓喜をもたらした比江島慎宇都宮ブレックス)。島田チェアマンはその注目度について「ひえじはもともとバスケ界のトップオブトップの選手でしたが、ワールドカップ後はメディア露出も含めてすごいじゃないですか。変化はあります?」と質問すると、比江島は「だいぶ認知度が上がったという感覚があります」と告白した。街中以外では福岡ソフトバンクホークスのセレモニアルピッチを訪れた時に実感したようで、「2階席で観戦させていただいたんですけど、試合が終わって皆さんが帰る時に、『比江島さ〜ん!』って。野球ファンの方でも僕を認知してくれていることがすごくうれしたったです」と話した。

 知名度が上がることに喜びを感じつつも、“ひっそりと暮らしたい性格”と語る比江島は苦労している部分もあるようだ。「日本のバスケが盛り上がってきて、引っ張ってくれている選手だから大変だと思うけど、日本のために、ブレックスのために頑張ってください」という島田チェアマンからの激励を受けると、「(パリ)オリンピックで結果を出してこそだと思うので、頑張りたいです」を熱い気持ちを述べた。

 比江島は7度目のオールスター出場で、B.BLACKのキャプテンを務めた。最多得票での選出については「まさかの僕でしたね(笑)。注目を浴びているなかでの1位はめちゃくちゃうれしかったです」と喜んだ一方、島田チェアマンに「やっぱり2位じゃ嫌ですか?」と聞かれると、「正直、僕は2位のほうがいいです。なぜかというと、キャプテンをやらないといけないから」と予想外の回答。苦い思い出とともに、今シーズンのチームについても言及した。

「昨シーズンは僕がキャプテンをして、誰も言うことを聞いてくれなかったんですよ。みんなに無視されて、自信がなくなっちゃったんです。僕、真に受けちゃうんで。(今シーズンは)性格が良さそうな選手しか。藤井祐眞川崎ブレイブサンダース)がちょっと怪しいけど、ほかはみんなついてきてくれそう」

 話は好調の所属チームについても。「めちゃくちゃ強いです。メンバーも少し入れ替わって、佐々(宜央ヘッドコーチ)さんのやりたいバスケも浸透して、今年は優勝を狙えると思います」と自信を見せ、「ケガをしている選手がいるなかでこの成績なので、戻ってきたらさらに厚みも出て、もっとくると思います」と続けた。

 2人目のゲストは、秋田ノーザンハピネッツ赤穂雷太。今シーズンから始まった秋田での生活について聞かれると、「お米に衝撃を受けました。おいしいです」と食生活が充実している様子だ。また、赤穂の実家は令和6年能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市。両親ともにケガはなかったようで「すごく安心しました」と語ったものの、「オールスターは初選出なので楽しめばいいと思っていましたが、震災があって、自分にしかできない励まし方ができるのかなと思いました。何かしらの賞をとって、支援金などに当てたいなと。爪痕残せるように頑張りたいと思いました」を心境を明かした。

 島田チェアマンが赤穂と初めて会話したのは、彼が市立船橋高校でウインターカップに出場した18歳の時で、7年もの月日が経って「早いね〜。もう25歳だもんね」としみじみ。プロキャリアについて尋ねると、赤穂は「オフシーズンにアジア競技大会にも出させていただき、国際大会の緊張感も味わって、またここでプレーしたいという気持ちがより一層強まりました。ゆくゆくはそこを目指していきたいです」と日の丸への想いを吐露した。

 所属する秋田については「チャンピオンシップに出ないといけないと思います。出だしでつまずいてしまいましたけど、このバイウィーク後の成績はすごくいいと思うので、外国籍選手も変わってこれからケミストリーも生まれてくれば、もっといいチームになると思います。自分も最後はどうなっているか楽しみですし、もっといいバスケを見せられると思います」と期待感を膨らませ、新天地でプレーする自身についても触れた。

「ディフェンスのレベルアップを求めて秋田に移籍しました。ディフェンスについては昨シーズン以上にレベルアップできています。オフェンスはもっと絡んでいければいいのかなと思っています。代表に入るならアウトサイドの確率。それが高まれば近づくのかなと思うので重点的にワークアウトしています」

 そして、最後に乱入ゲストとして、“比江島のイジリ役”でありBリーグの盛り上げ役である藤井が登場。比江島については「すごくリスペクトしているんでね。ちゃんと褒めていただいてるんですよ」と仲良しアピールし、本戦で比江島とパフォーマンスを行うと意気込んだ。

BASKETBALLKING VIDEO