2024.04.09

茨城の“元NBA”得点源が選手契約解除…治療専念のため帰国も「一緒に戦う気持ちでいる」

茨城と選手契約を解除したオブライアント[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 B1東地区の茨城ロボッツは4月9日、ジョニー・オブライアントと双方合意のもと選手契約を解除し、同日付で自由交渉選手リストへに公示した。

  オブライアントは7日に行われた横浜ビー・コルセアーズ戦で負傷し、全治約2カ月の「腓腹筋筋腱移行部の肉離れ」と診断を受け離脱。母国のアメリカで治療に専念するため、シーズン終了を待たずして帰国する運びとなった。

 リーグのレギュレーション上、3月18日の選手登録期限以降はインジュアリーリストに登録することができないため、今回は契約解除という形に。同時に自由交渉選手リストに掲載されるが、規約により今シーズン中にオブライアントがBリーグの他クラブでプレーすることはできない。

 アメリカ出身で現在30歳のオブライアントは、206センチ116キロの体格を誇るパワーフォワード。ミルウォーキー・バックスでキャリアを始め、デンバー・ナゲッツ、シャーロット・ホーネッツとNBAを経験してきた。その後はロシアやセルビア、韓国などの海外リーグでプレーしたのち、2023年11月に茨城に入団。今シーズンここまで36試合の出場でチーム2番目となる1試合平均15.0得点7.1リバウンドを記録し、地区最下位に低迷するチームを支える活躍を見せていた。

 今回の発表に際して、西村大介代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーは、「リハビリのため帰国はするものの、ジョニー本人は『シーズン最後までチームと一緒に戦う気持ちでいる』と言ってくれています。ジョニーが加入してからチームは上向き、B1継続に向け大きくステップアップさせてくれました。これまでのジョニーのチームへの貢献に心から感謝したいと思います。ジョニーの貢献に報いるためにも、残ったメンバーでB1継続を勝ち取りたいと思います」とコメントした。

BASKETBALLKING VIDEO