2024.10.16
12月8日、Bリーグ最年長44歳の田臥勇太(宇都宮ブレックス)が、今シーズン初出場し初得点も記録した。
田臥の出身地でもある神奈川県横浜市にある横浜BUNTAIで開催された横浜ビー・コルセアーズとの一戦。宇都宮が序盤から主導権を握ると、38点リードの83-45で迎えた第4クォーター残り6分59秒に大きな拍手が湧き起こる中コートイン。同6分21秒には、U22枠で帯同しているチーム最年少の20歳・石川裕大のパスを受け右ウィングから切り込み、右手でジャンプショットを成功。この試合ファーストタッチで華麗な2ポイントを決めてみせた。
試合後、田臥は「ああやっていつもお客さんも応援してくださっているのが聞こえているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、チームメートも頑張ってくれて、点差を離してくれたので」と、ともに試合を戦った同僚とファンへの感謝を口にした。
日本人史上初のNBAプレーヤーでもあるレジェンドは、2018-19シーズン以降プレータイムが激減しており、昨シーズンはB1リーグ戦60試合中16試合の出場にとどまった。今シーズンもチームが首位争いを繰り広げる中、開幕から2カ月はベンチで過ごす時間が続いていたが、「どういう状況であれ、どんなミニッツであれ、準備をしないといけないのは当然のこと」と田臥。与えられた6分59秒のプレータイムをプロバスケットボール選手としてまっとうした。
この試合では、田臥にアシストした20歳の石川が14得点、22歳の小川敦也が11得点を挙げるなど、若手の活躍も光った。田臥は「練習中からチームに貢献しようと、自分のスキルを上げようと努力しているのを毎日見ている」と若手選手たちの日々の取り組みを称え、「チャンスが来た時にどれだけ発揮できるか。ミスを恐れずに、特にこういう展開のときはどれだけやれるかが大事だと思うので。チーム自体もお客さんたちも喜べるような若手らしいハッスルプレーが多くあってよかったと思います」と振り返った。
宇都宮は最終的に101-60で勝利し、東地区首位の千葉ジェッツとゲーム差なしに接近。11日にアウェーで仙台89ERS、14日と15日にはホームに戻り大阪エヴェッサと対戦する。
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