2022.12.28

開志国際が藤枝明誠との激戦を制して初の決勝進出…福岡第一とのリベンジマッチへ/ウインターカップ

試合終盤の大事な場面で得点を決めた介川 アンソニー翔 [写真]=兼子愼一郎
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 12月28日に東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子準決勝が行われ、藤枝明誠高校(静岡県)と開志国際高校(新潟県①)が対戦した。

 藤枝明誠の先発は上野幸太、赤間賢人、谷俊太朗、霜越洸太朗、ボヌ ロードプリンス チノンソの5人。一方、開志国際は武藤俊太朗、介川アンソニー翔、平良宗龍、澤田竜馬、バシール ファイサル モハメッドがスターティングファイブに名を連ねた。

 藤枝明誠は7-6で迎えた第1クォーター残り4分16秒、7得点を挙げていた赤間が2つ目のファウル。点取り屋がベンチに下がったものの、霜越と上野が3ポイント、ロードプリンスが“3点プレー”を決めると、終了間際に谷がシュートを沈め、21-15と6点のリードを奪った。

 藤枝明誠のリードで試合が進むなか、開志国際は平良や介川がブロックで相手のオフェンスを阻止すると、攻めては介川や武藤の得点で第2クォーター残り1分45秒に33-30と3点差。それでも、藤枝明誠は西村星汰がシュートを決め、35-30で試合を折り返した。

藤枝明誠はアウトサイドを中心に得点を重ねた [写真]=伊藤大允

 リードした藤枝明誠だが、第3クォーターはファウルがかさむ展開。開志国際はモハメッドのインサイドで得点を積み上げると、残り2分9秒から0-13のランで54-59と試合をひっくり返した。

 第4クォーターは主に藤枝明誠がアウトサイド、開志国際がインサイドで攻撃を展開。シーソーゲームが繰り広げられると、藤枝明誠は68-69で迎えた3分52秒に赤間の得点で逆転すると、直後に霜越が3ポイントを突き刺した。

 タイムアウト直後、開志国際が武藤の3ポイントで迫ると、モハメッドの得点で73-74。フリースロー1本を決められたものの、介川がオフェンスリバウンドから得点をマークし、試合終了残り2分1秒に2点のリードを奪った。2本のフリースローで同点に追いつかれたが、同5秒に介川が勝ち越しの得点。最後のディフェンスでは相手のシュートが外れると、76-78で勝利を収め、ウインターカップで初の決勝に駒を進めた。

 なお、29日の優勝決定戦では「令和4年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」の決勝で敗れた福岡第一高校(福岡県①)と対戦する。

■試合結果
藤枝明誠 76-78 開志国際
藤枝明誠|21|14|19|22|=76
開志国際|15|15|29|19|=78

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