2022.04.03

前半のリードを守ったシャンソンがデンソーに勝利…前年女王とのSFへ/WリーグPO

10得点16アシストをマークし、司令塔として躍動した小池[写真]=兼子慎一郎
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 4月3日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館(神奈川県)で第23回Wリーグプレーオフのクォーターファイナルが行われ、シャンソン化粧品シャンソンVマジック(6位)がデンソーアイリス(3位)と対戦した。

 試合の出だしこそデンソーにリードを奪われたシャンソンだが、ディヤイファトーの連続得点から流れをつかむと、終盤には千葉歩のバスケットカウントで逆転に成功。第1クォーターを21-17で終える。

 続く第2クォーター、吉田舞衣の連続3ポイントでシャンソンがリードを広げると、佐藤由璃果のドライブや小池遥とファトーのコンビネーションからの得点など、次々とシュートが決まる。得点が伸び悩むデンソーはたまらずタイムアウトを取るが、その後もシャンソンは攻撃の手を緩めない。小池の連続得点で一時は20点差に広げるなど、シャンソンが44-28と大きくリードして試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、シャンソンはファトーの豪快なブロックから華麗な速攻で得点を重ねると、その後も細かいパス回しからイージーショットを作り出す。しかし、髙田真希や高橋未来の得点でデンソーに連続得点を許すと、赤穂ひまわりの3ポイントで一時は1ケタ点差に詰め寄られる。それでも、吉田が再び長距離砲を沈め、62-52と10点リードで最後の10分間へ。

 勝負の第4クォーター、序盤から互いに得点を奪い合う展開に。デンソーに多くのオフェンスリバウンドを奪われるも、佐藤のバスケットカウントなどで点差を保つと、小池が鋭いパスからファトーの得点を演出。この2人のホットラインが最後まで止まらず、リードを譲らなかったシャンソンが81-71で勝利を飾った。

 勝利したシャンソンはファトーが21得点6リバウンド、佐藤が18得点6リバウンド、吉田が4本の3ポイントを含む16得点7リバウンド、千葉が14得点3スティール、小池が10得点7リバウンド16アシスト3スティールをマーク。

 一方のデンソーは、髙田が18得点8リバウンド、赤穂ひまわりが13得点9リバウンド、赤穂さくらが12得点12リバウンド、高橋が10得点、稲井桃子が9得点11アシストを挙げるも、前半のビハインドを詰めきれず、悔しい敗戦となった。

 シャンソンは来週末のセミファイナルでリーグ連覇を目指すトヨタ自動車との対戦に臨む。

■試合結果
デンソーアイリス 71-81 シャンソン化粧品シャンソンVマジック
デンソー |17|11|24|19|=71
シャンソン|21|23|18|19|=81

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