2024.05.18

自由契約選手リスト入りの髙田真希…YouTubeで経緯を語る「すべてを五輪にかけたい」

自由契約選手リストについて触れた髙田[写真]=Wリーグ
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 5月13日に更新されたWリーグの自由契約選手リスト。ENEOSサンフラワーズの中田珠未や、シャンソン化粧品シャンソンVマジックの金田愛奈と濱口京子に並び、デンソーアイリスの“大黒柱”髙田真希が新たに追加されることとなった。

 長きにわたってデンソーをけん引し、今シーズンはファイナル進出までチームを導いた髙田。17日に自身のYouTubeチャンネル『たかだまきサブチャンネル』を更新し、自由契約選手リストに名前が載ることとなった経緯について触れた。

 Wリーグの規定により、13日時点でチームと契約を交わさなかったことから自動的にリスト入りしたと髙田は説明。シーズン終了後にはオールスター、そしてオリンピックに向けた代表合宿と過密日程が続き、そのなかで自分のキャリアを改めて考えるようになったという。

パリオリンピックは自分の中の目標の1つなので、そこに全力で気持ちを持っていきたい。合宿もハードになっていくなかで、次のシーズンも『やります!』というよりも、まずはオリンピックを全力で戦い抜きたい。そのあとに自分の気持ちがどうなるか、そこに向き合いたいです」

今季のファイナル、髙田(中央左)は平均12.7得点4.3リバウンドをマーク[写真]=Wリーグ

 Wリーグの契約締結期限は8月31日に設定されており、オリンピック後もクラブを選択する猶予があると話した髙田。「すべてをオリンピックにかけたい」という強い意志をデンソーにも伝えており、今後もキャリアを続けていく上で自分と向き合う時間を取るようだ。

「自分は10何年と日本代表としているけど、だからといって出れるわけでもないのがオリンピックなので。今すぐ(次の契約に)結論を出す必要はないと思っていて、そこはチームに理解してもらいながらやってもらっています」

 Wリーグの契約は5月末で切れるのが通常ではあるが、デンソーも髙田の選択を尊重して8月末まで現行の契約を延長。期限まではデンソー所属の選手として活動していくとベテランフォワードは語る。

「ネガティブな考えなはい」と本人が話していたように、動画内で笑顔を絶やさずに自身の思いを伝えた髙田。まずはオリンピックのメンバー入りを果たし、東京五輪に続くメダル獲得に尽力してもらいたい。

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