4月29日、「Wリーグオールスター 2022-2023 in 有明」が有明アリーナで行われ、「Wリーグオールスター2022-23 in 有明 SUN VS STAR」が開催された。

今年で3回目の開催となる同イベント。新人選手たちが所属チームをもとに「Team SUN」と「Team STAR」の2チームに分かれ、前後半10分のゲームを繰り広げた。

　Team SUNのスタートは、佐藤由佳（ENEOSサンフラワーズ）、樺島ほたる（東京羽田ヴィッキーズ）、真壁あやの（ENEOS）、パレイ ルセアネヘイララ 紀子（シャンソン化粧品シャンソンVマジック）、嘉数唯（プレステージ・インターナショナルアランマーレ）の5選手。Team STARは、白崎みなみ（姫路イーグレッツ）、木村亜美（デンソーアイリス）、梅田彩香（アイシンウィングス）、深井夢（トヨタ紡織サンシャインラビッツ）、峰晴寿音（アイシン）がスターターに名を連ねた。

　Team STARが峰晴の3ポイントシュートで先制点を奪うと、白崎、近藤京（アイシン）も3ポイントシュートを決め得点を重ねていく。対するTeam SUNは、真壁、樺島が2ポイントシュートで対抗し接戦に持ち込む。前半は、22−21とTeam SUNが1点リードで試合を折り返した。

　後半も、Team STARはパレイを中心にインサイドで得点、Team STARは、田嶋優希奈（デンソー）、平下結貴（トヨタ紡織）を中心に3ポイントで得点。試合残り約4分で35−36、Team SUNが1点リードと最後まで勝敗のわからない激しい戦いとなったが、試合終盤に峰晴が3点プレーに成功、平下がアシストと得点で貢献しTeam STARが逆転すると、そのままタイムアップ。35−47でTeam STARが勝利した。

Team STARが逆転に成功し、47−35で勝利 [写真]＝W LEAGUE

　MVPには、チームハイの8得点と5リバウンド2アシストをマークしたTeam STARの白崎が選出。白崎は試合後、会見に臨み「出場し、MVPを取れたことは素直に嬉しいです。初めてプレーする選手もいたので、自分の良さも出しながら相手のことも考えてプレーしました。純粋にみんなが楽しんでプレーできたので良かったです」とMVPを獲得した感想について述べた。

　明日はスキルズチャレンジと本戦に出場する白崎。「本当に幸せな忙しさだと思うので、この貴重な経験を自分の力に変えられるよう、楽しみながらプレーできたらと思います」と語ると、新人王と得点王を獲得した今シーズンの活躍について振り返り、「タイトルを獲りにいったというより、このシーズン通して自分が経験を積む中で、みんなに助けられながら獲ることができた2つの賞だと思っています」とコメント。

　白崎は「チームとしても個人としても豊富な経験を積むことができた1年だったので、来シーズンは得点以外のスタッツを伸ばしたり、チームに貢献できるプレーを40分間続けることができるようになりたいと思っています」と来シーズンの抱負についても述べた。また、来年のパリオリンピックを控える中で、将来の展望についても「地域リーグにいた頃はWリーグに入ることが夢でした。今は3人制の日本代表候補に入れていただいていますが、5人制でもこの身長で戦えるというところを表現できたらと思っています」とし、更なる活躍を誓った。

■試合結果
Team SUN　35－47 Team STAR
SUN ｜22｜13｜＝35
STAR｜21｜26｜＝47