2時間前

プロを育てる環境作り…島田チェアマンと中島社長が語る「見られる」ことの価値

『島田のマイク』第210回が配信
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 11月7日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第210回が配信。同番組に協賛している『全国ドライバー応援プロジェクト』のオーナー・中島和美さんがゲスト出演し、バスケットボールと運送業という異なる業界から見るプロフェッショナルの在り方について語り合った。

 番組冒頭では、千葉ジェッツがホームゲームの通算入場者数100万人を達成という快挙が話題となった。バスケ黎明期から現在までを見守ってきた中島さんは、「1試合300人程度しか集められなかった時代から、選手たちの成長とともにアリーナも拡大し、プロとしての意識も高まっていった。その全てを含めて喜ばしい」と、長年の発展を振り返った。

 島田チェアマンは「選手も最初の頃より今の方がプロ意識が高くなっているじゃないですか。それは確実にファンが増えて、見られる環境が増えて、それが自覚となり、自分の行動変容につながっている。自分の意識も行動も変わっていって、どんどん良くなっていく」と、観客がいることによってリーグ全体が良くなり、さらに新たな観客を呼び込む好循環を作ることができると主張した。また、番組で度々紹介しているドライバーの仕事について、Bリーグの選手と共通するプロフェッショナリズムがあると島田チェアマンは続けた。

「全国ドライバー応援プロジェクトでドライバーのことを知ってもらったり、見られているという状況を作ることで、事故だったり1人じゃどうしようもない状況を、みんなが気をつけることで、良い影響をもたらそうとしている。そのプロ意識をみんなで作っていくというのは、(バスケ選手の環境も)エッセンスとして似ているのかなと思います」

 中島さんは今後のBリーグへの期待として、持続可能な経営体制の確立と、選手たちのセカンドキャリア支援の2つを重要課題として挙げた。島田チェアマンは「セカンドキャリアを意識している選手は本当に増えている。例えばドライバーの方も当然年齢を重ねていくと、しんどくなってくる時がくるかもしれません。また選手たちもキャリアを終えてどこかで他の仕事に就かなきゃいけない時期もあるかもしれない」と、ストイックに職務に向き合う人たちの次の道を照らす重要性を指摘。Bリーグを大きく発展させていくためにも島田チェアマンは「長くここに関わる人たちがハッピーな状況を作っていきたいですよね。そのためにはやっぱりBリーグがビジネスとしても、しっかり成り立たないと」と、持続可能な発展を目指すと強調した。

 今回のエピソードでは、島田チェアマンと中島さんの出会いから現在に至るまでの経緯や、第200回記念公開収録での和やかなリスナーとの交流エピソードなどが語られた。

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