2019.11.21
キャリア5シーズン目となった昨季、ヒューストン・ロケッツ不動の先発センター、クリント・カペラはケガのため15試合を欠場。
それでも、レギュラーシーズンでは67試合に出場していずれもキャリアハイとなる平均33.6分16.6得点12.7リバウンド1.4アシストに加えて1.5ブロックをマーク。フィールドゴール成功率では一昨季(65.2パーセント)とそん色ない64.8パーセントを残し、フリースロー成功率では自己最高となる63.6パーセントを記録した。
昨季レギュラーシーズンとプレーオフで計520本のショットを決めたカペラは、そのうち約87パーセントにも及ぶ452本をリング下で決めており、74.5パーセントという驚異的な成功率を残している。
8月26日(現地時間25日)、カペラは子どもたちのイベントに登場し、現地メディア『The Athletic』から「オフシーズンに何か新しいことに取り組んでいるのか?」と聞かれると、「もっと多くのロブパスをキャッチできるように準備している」とシンプルに切り返した。
今夏ラッセル・ウェストブルックをトレードで獲得したことで、ロケッツはジェームズ・ハーデンとウェストブルックというリーグ最高級のダイナミックデュオを形成。今季は両選手が交互にリングへアタックしてくるだけに、相手チームにとっては悪夢になるだろう。
実は昨季、カペラはハーデンから220本のアシストを受けて得点していたのだが、この数字は他を圧倒するリーグトップの数字だった。
そしてリーグ2位となったのは、オクラホマシティ・サンダーでプレーしていたウェストブルックがスティーブン・アダムズへ配球した184本。
この数字が表すように、カペラは今季、昨季以上のアシストをリング下で受けて得点するチャンスがあるというわけだ。
208センチ108キロのカペラはまだ25歳。巧みなドライブでリングへと向かうハーデンと、電光石火のごとく相手チームのリングを強襲するウェストブルックをスクリナーとしてサポートしつつ、両選手から的確なパスを受け取って豪快なフィニッシュを繰り出す機会は間違いなく増えるだろう。
レギュラーシーズンの早いうちからウェストブルックと息の合ったプレーができれば、ロケッツにとって大きな武器となるだけに、トレーニングキャンプとプレシーズンでどんな連係を見せてくれるのか。今から非常に楽しみである。
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