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比江島慎、特別な地での日本代表国内ラストマッチへ「ファンの皆さんに少しでも恩返しできたら」

日環アリーナ栃木で行われる一戦に向けてコメントした比江島 [写真]=Getty Images(写真は7月の強化試合)
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 11月20日、日環アリーナ栃木で行われるモンゴル代表(FIBAランキング108位)との「FIBAアジアカップ2025 予選」Window2に向けた日本代表(同21位)の前日練習が行われ、トム・ホーバスヘッドコーチと選手が練習後の囲み取材に応じた。

 13日のメディアデーで「僕はこのウィンドウで最後のつもりです」と明かした比江島慎宇都宮ブレックス)は、「最後のつもりというか、最後……。僕の中では、ですけど。今のところ変わりません。ただ『かも』なので100パーセントではないですけど」と、改めて言葉を選びながら代表引退について言及。「後味が悪い感じで終わってしまった」夏の経験を経て、「最後はいい形で終われたらいいな」と、有終の美を飾るつもりだ。

 メディアデーでも話していた日本代表の世代交代について聞かれると、「今はサラサラ負ける気ないですよ。まだ34歳ですから」とキッパリ。それでも、「僕が37歳、38歳になった時、スピードを重視するバスケットボールに僕がいるよりかはという感じですね」と説明し、次世代の台頭に期待を寄せた。

 今回の直前合宿メンバーには山口颯斗長崎ヴェルカ)や角田太輝佐賀バルーナーズ)、中村拓人広島ドラゴンフライズ)など“新顔”が名を連ねた。「背中でというか、エネルギーをしっかりと出してやる、プレーで引っ張っていくことはできる」と、キャプテンとしての役割を述べた比江島は、新戦力との融合についても口にした。

「いろいろな課題がありますけど、今回は新しい選手も招集されました。経験のある選手がアドバイスを送りながら、そこに加わっています。新しい選手がやりやすいようにプレーして、勝たなければいけないことを意識していきたいです」

 日本代表での“国内ラストマッチ”になる可能性があるモンゴル戦は、運命的にも所属チームが本拠とする栃木県宇都宮市での開催。「特別ですよ。試合がすごく楽しみです。宇都宮のファンの皆さんに少しでも恩返しできたらと思っています」と誓い、「理想は点を取りたいです。でも、チームの状況を見て、動きたいと思っています。勝利のためなら何でもしようと思っています。アシストが必要ならアシスト、ディフェンスも、得点も」と、チームファーストを貫いて勝利を目指す。

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