「彼は毎晩110パーセントの力を出し切って試合に挑んでいくだろう」

　この夏のオフシーズン、ロサンゼルス・レイカーズはトレードでラッセル・ウェストブルックを獲得。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスに加えて新たなスーパースターが加わったことで、驚異的なビッグ3を結成させた。来シーズンは王者奪還が期待されているが、今夏レイカーズに復帰したドワイト・ハワードはこのビッグ3についてコメントを残したそうだ。「とても機能すると思う」と、『SB Nation』に掲載されたインタビューで語っている。

　その主な理由としてハワードは、「ウェストブルックは数々のスーパースターたちとプレーしてきた。KD（ケビン・デュラント／ブルックリン・ネッツ）やジェームズ（ハーデン／ネッツ）、ブラッドリー・ビール（ワシントン・ウィザーズ）とプレーした経験がある。だから彼にとって（レブロンとデイビスとプレーすることは）問題にはならないだろう」と、コメント。今までのウェストブルックのキャリアを踏まえれば、フィットする可能性はきっとあるだろう。

　またハワードはビッグ3について述べた一方で、ウェストブルック個人についてもレイカーズで正当な評価を受けるべきであると考えているようだ。「彼は選手としてきちんと周りから評価されてこなかった」と語り、「ラスは1試合で15、16得点、20得点を記録するかもしれない。12リバウンドや10アシストも残すかもしれない。いずれにせよ彼は毎晩110パーセントの力を出し切って試合に挑んでいくだろう。それなのにきちんと評価されない理由があるのだろうか？」とコメント。

「そうだとしても僕なら彼に『君は本当に良くやっているよ、ラス！』と伝えるね」と、ハワード。「今までは対戦相手だったけれど、彼の実力は紛れもなく本物だと思っていた。もし来シーズンの終わりにトロフィーを掲げることができれば、ロサンゼルスの皆が認めてくれるはずだ。だからこそ『一緒に見せつけてやろう、証明してやろう！』と思っている」と、つづった。

　ウェストブルックはこれまでシーズン平均トリプルダブルを4回、得点王やアシスト王、シーズンMVPなど数々の実績を残してきた。仮に過小評価されているとしても、ビッグ3の一員として新天地レイカーズで悲願の優勝を達成することで、その評価を覆すことができるだろう。