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『B MY HERO!』
NBAの2021-22シーズンは早くもレギュラーシーズンの25試合以上を消化。開幕前のパワーランキングは一変し、下馬評を覆す躍進を遂げたチームもあれば、少しずつ勢いに衰えが見え始めたチームを表れ、例年どおりプレーオフ圏内・圏外では熾烈な勝率争いが繰り広げられている。
米人気NBAメディア『Fadeaway World』は、ここまでの統計データを踏まえ、各カテゴリーのベスト・ワーストチームを発表。パワーランキングはもとより、エンタメ性の高いチームやサプライズを巻き起こしているチームなど、データ以外の観点からもユニークな球団がピックアップされている。
ベストチームは言わずもがな、ゴールデンステイト・ウォリアーズだ。本稿執筆時点で21勝4敗と、勝率はリーグトップの84パーセントをマーク。オフェンシブレーティングはリーグ4位ながらも、ディフェンシブレーティングとネットレーティングでは堂々の1位にランクインしており、ディフェンシブレーティングは30球団で唯一100点以下、ネットレーティングは圧巻の12.9得点を記録している。
もちろん、その原動力はエースのステフィン・カリーで、1試合平均得点ではケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)に次ぐ27.5得点と絶好調。NBA記録達成が期待されている伝家の宝刀の3ポイントシュートに関しては、2位のバディー・ヒールドに40本以上の差をつけ、トータル132本を決めている。圧倒的なチーム力は、クレイ・トンプソンの復帰でさらに厚みを増すことが確実で、王朝復活に向けて盤石の体制が整いつつある印象だ。

ベストチームはウォリアーズに。トンプソンが復帰すればさらに盤石になるだろう[写真]=Getty Images

ワーストチームのピストンズは、カニングハムを中心に育成を進める1年となりそうだ[写真]=Getty Images

ベストオフェンスチームのホーネッツは、ボールを中心に素早い展開で得点を重ねている [写真]=Getty Images
そこにリーグトップクラスのゲームメイキング力を誇るロンゾ・ボールと、ベンチからエナジーをもたらすアレックス・カルーソを迎えた新体制は、想像以上の化学反応を起こし、オフェンス・ディフェンスの両レーティングでトップ10を堅守している。さらに、ドラフト38位で加入した地元出身のアヨ・ドスンムも持ち前のハッスルを遺憾なく発揮し、献身的なディフェンスやコーナースリーでファンを沸かせることもしばしば。ドノバンHCやデローザンからも高い評価を受け、今後が楽しみな選手と言えるだろう。

ブルズはデローザン(左)とラビーン(右)を中心にリーグ上位の成績を残している [写真]=Getty Images

ウィザーズはハレルら新加入選手の活躍でイーストの上位に食い込んでいる[写真]=Getty Images
文=Meiji