2024.02.21

ウェンバンヤマがルイ・ヴィトンのアンバサダー就任…NBAドラフトで着用した“至極の一着”秘話明かす

NBAドラフトで特徴的なデザインのスーツを着用していたウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
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 サンアントニオ・スパーズの超大型ルーキー、ビクター・ウェンバンヤマがルイ・ヴィトンのアンバサダーに就任した。現地メディア『GQ』が、ウェンバンヤマへの独占インタビューとともに紹介している。

 ウェンバンヤマとルイ・ヴィトンは、ウェンバンヤマがNBA入りする前の昨年からパートナーシップについて協議を開始。フランス出身のウェンバンヤマは、当時パリを拠点とするフランスリーグ1部メトロポリタンズ92でプレーしていた。意義のあるパートナーシップを求めていたというウェンバンヤマは「僕にとって、ルイ・ヴィトンとパートナーを組むことは『フランスならではの卓越性』という観点で非常に理にかなっています」とコメントした。

 2024年春夏コレクションのキャンペーンビジュアルにレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)を起用したことも記憶に新しいルイ・ヴィトン。ウェンバンヤマは、昨年行われたNBAドラフトで着用するスーツを使ってルイ・ヴィトンをテストしたという。ドラフトで着用されるスーツは、20歳前後の若者が当時の流行を反映させたスタイルを求めるあまり、時に悲劇的なタイムカプセルに陥ってしまうことがあるため、ウェンバンヤマは美しいスーツをつくるよう依頼したのだ。この件について、ウェンバンヤマは次のようにコメントしている。

レブロン・ジェームズのスーツがブカブカだったことをよく覚えています(なお、レブロンのドラフトが行われた2003年にはウェンバンヤマは生まれていない)。あの当時はカッコいいものだったと思うんですが、今となってはただ面白いものになってしまう。僕の着用したスーツは、その年だけでなくここ数年のドラフトにおいて間違いなくベストでした。とにかく美しかったです」

 テストに合格したルイ・ヴィトンは、晴れてウェンバンヤマをアンバサダーとして迎え入れることとなった。移動や試合前の会場入りなど、これまでスウェットなどのラフな格好で目撃されることの多かったウェンバンヤマが、今ではルイ・ヴィトンのスーツやジャケットを着用するようになっている。

「僕は背が高い一方ですごく痩せているので、自分にフィットする服を見つけるがずっと大変でした。ファンの皆さんには、これから僕が素敵で美しい服を着ている姿を楽しみにしてほしいです。そういったことは、これまでの人生ではなかなかできずに苦労していたけど、今はルイ・ヴィトンのおかげで可能になりました」

 223.5センチ95.3キロと“超”高身長かつ細身のウェンバンヤマは、その恵まれたプロポーションでコート外でも見せ場をつくることをファンに対して宣言した。

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