2024.02.19

ウェンバンヤマが初のオールスターを総括…3ポイント&ダンクコンテスト参加にも意欲

ウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

■「有望な選手と対戦できて、試合も楽しかった」

 ヴィクター・ウェンバンヤマが、キャリア初の「NBAオールスター2024」に参加した。2年目以内の選手が参加する特別試合「Paniniライジングスターズ」では、同じビッグマンとして輝かしい功績を残したパウ・ガソルのチームに参加。試合はGリーグ代表が番狂せを起こし、惜しくも決勝進出とはならなかったが、フランスから来航した黒船は、試合後の記者会見で週末の経験を振り返っている。

 はじめに、数々の質問が飛び交うなか、ウェンバンヤマはオールスターでの経験を以下のように総括した。

「チームに負けが込んでいて、色々なことが進行しているので複雑な気持ちもありますが、この週末にひとつの目標をリストから削除できたのはうれしいです。通常のゲームデーとは少し異なる感情を抱きましたね。なぜなら、最初のテックサミット(最新テクノロジーの発表会やパネルディスカッション)は素晴らしい経験で、僕にとって新鮮なことでした。それ以外はいつも通りです。有望な選手と対戦できて、試合も楽しかったです。素晴らしいエネルギーがあり、ここで働く皆さんの献身性に感銘を受けました」

 また、忙しない毎日が続く中での疲労について問われると、オールスター後はシーズン再開に向けて準備したいと意欲を示した。

「(オールスターが)始まる前から疲れはありました。だから、終わるのが待ち遠しいですね。シーズンに良い状態で戻るために、この数日間の休息が必要だと感じています。頭がクラクラするような状態ではありません。このスケジュールが開始する前に、クルーと予定を設定して、全てを確認済みです。ひとつの事柄が終われば、次へ進む。ただ、それだけです」

■「過去数年の中で最も過小評価されている選手」

スキルズチャレンジで共演したウェンバンヤマ、バンケロ、エドワーズ[写真]=Getty Images


 ウェンバンヤマはこの週末、「スキルズチャレンジ」にも出場。こちらでも優勝こそ逃したが、同選手はドラフト1位指名組として、パオロ・バンケロアンソニー・エドワーズとともにサーキットに参戦した。インタビューでは、2月以降にリーグ戦で2度対峙したパオロ・バンケロの印象についても問われており、自身の見解を述べている。

「これまで誰も僕に対してバンケロの質問をしてこなかったのが驚きですが、ついにあなたが聞いてくれてうれしいです。彼は過去数年の中で最も過小評価されている選手であり、1位指名の選手だと思います。なぜかは理解できませんが、彼には明るい未来が待っていると思います」

 より俯瞰した質問で最も興味深かったのは、近代バスケットボールの進化についてだろう。今シーズンのNBAは攻撃面での生産レベルが非常に高く、メディアからはNBAの試合における“次のステップ”について意見が求められた。スパーズの背番号1は、少し言葉を濁しながらも、自身のようなプレーヤーが影響力を発揮できると信じている様子だ。

「次のステップについては、意見が難しいですね。でも、過去数十年のゲームを見ると、多くの変化を感じます。僕の見解では、フィジカルに優れたビッグマンがゲームでより支配的になると思います」

 球団での課題を残す中でも、オールスターを満喫した様子のウェンバンヤマ。今年は「スキルズチャレンジ」での参戦となったが、「3ポイントコンテスト」や「ダンクコンテスト」を含むサンデーナイトプログラムのコンプリートについても「少なくとも、その全てが僕のバスケットボールで達成したいことのリストに入っています」とし、来年以降への期待を明かしている。

 順調にキャリアを重ねれば、将来的なメインゲームの参加は想像に難くない。一方で、今年はマック・マクラングダンクコンテストでバック・トゥ・バックを達成したため、ウェンバンヤマのコメントを受けて、日曜の人気イベントにおける“188センチのチャンピオン対224センチのウェンビー”の構図を期待するファンも少なくないのではないだろうか。

文=Meiji

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