2025.03.29

ウェスト5位で河村勇輝も在籍するグリズリーズに激震…テイラー・ジェンキンスHCと決別

就任6季目の終盤に解任となったジェンキンス[写真]=Getty Images
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 3月29日(現地時間28日、日付は以下同)。メンフィス・グリズリーズは、テイラー・ジェンキンスHC(ヘッドコーチ)を解任したことを発表した。

 リリースを通じて、グリズリーズのザック・クライマンGM(ゼネラルマネージャー)は「過去6シーズンに渡る、テイラーのチームとこの街への貢献には心から感謝しています」とコメントしている。

 40歳のジェンキンスは、アトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチ(AC)として計6シーズンを過ごし、2019-20シーズンからグリズリーズの指揮官へ就任。

 ジャ・モラントを中心としたチームで指揮を執ったジェンキンスは、昨シーズンこそケガ人続出もあってウェスタン・カンファレンス13位の27勝55敗に低迷も、2021-22シーズンにフランチャイズ史上最多タイとなる56勝26敗、2022-23シーズンにも51勝31敗を残していずれもウェスト2位に立ち、昨シーズンまでの5シーズンのうち3シーズンでプレーオフ出場を果たした。

 ジェンキンスはレギュラーシーズン通算464試合で250勝214敗(勝率53.9パーセント)をマーク。今シーズンも28日終了時点でウェスト5位の44勝29敗を残し、2シーズンぶりのプレーオフ進出も見えていただけに、レギュラーシーズン終盤で起きた驚きの動きとなった。

 なお、グリズリーズはジェンキンスとともに、ノア・ラローシェAC、パトリック・セントアンドリューズACも解任。暫定HCは、フィンランドの元選手ならびにコーチで、リードACを務めていたトーマス・イサロ(フィンランド出身)が務めることになると『ESPN』が報道。

 グリズリーズにはモラントのほか、ジャレン・ジャクソンJr.やデズモンド・ベイン、ジェイレン・ウェルズ、サンティ・アルダマルーク・ケナード、スコッティ・ピペンJr.、ザック・イディーらが在籍しているほか、日本代表ポイントガードの河村勇輝も2ウェイ契約を結んでいる。

 指揮官を解任したグリズリーズは、30日のロサンゼルス・レイカーズ戦も含めてレギュラーシーズンが9試合残っている。

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