2016.10.27

中地区の首位決戦にして川崎にとってはリベンジマッチ、控え選手の出来がカギに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 地区内の対戦が一巡し、中地区は全チームが2巡目の対戦に入る。川崎ブレイブサンダースは、開幕節で連敗を喫した三遠ネオフェニックスをホームに迎える。

 リベンジを果たしたい川崎。前回対戦時と違い、コンディションは問題ない。ただ、前節の富山グラウジーズ戦は連勝したとはいえ、リーグで最も勝利から遠ざかっている相手に予想外の苦戦を強いられた。1戦目は終了間際に決勝点を挙げる薄氷の勝利。2戦目は112得点を挙げた一方で、90失点とディフェンスに課題が残った。両外国人の活躍は目覚ましく、辻直人ジュフ磨々道も安定した仕事をしているが、控え選手に関しては前節の貢献度は決して高くはなかった。

 その中で唯一光ったのは藤井祐眞。控えのガードながら2戦目では11得点と、スターターの篠山竜青をしのぐ活躍を見せた。厚い選手層の川崎だが、本職のポイントガードはこの2人だけ。控え選手の中でも藤井は特に貴重な存在だ。

 三遠は星1つの差で首位川崎を追う立場。連勝した開幕節では田渡修人が2試合で計33得点を挙げたが、当然川崎もそのシュート力を警戒してくる。ケガから復帰した岡田慎吾や、プレータイムを伸ばしている川満寿史らがカバーしたい。

文=吉川哲彦

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