2017.11.10

第4節以来の再戦、両軍ともにディフェンスとリバウンドがカギを握る

 開幕戦勝利の後に5連敗を喫し、3連勝で盛り返したと思いきや4連敗。傾きかけた流れを失い、再びトーンダウンしてしまっているのが名古屋ダイヤモンドドルフィンズの現状だ。

 前節の川崎ブレイブサンダース戦、1戦目は第1クォーターに15点のビハインドを背負い、第4クォーターでも突き放された。ただ、2戦目は延長の末に敗れたとはいえ、89得点と高い得点力は維持できている。ジャスティン・バーレルクレイグ・ブラッキンズの確実性が増しているのがその要因。ネックはやはり、ここまでの13試合で80失点未満が2試合しかないディフェンスだ。

 今節の相手、三遠ネオフェニックスも万全ではない。連勝すれば白星先行となっていた横浜ビー・コルセアーズ戦は1戦目に不覚を取った。“兄弟対決”に奮起した田渡修人が今季初めて2戦連続2ケタ得点を挙げ、2戦目は取り返しているが、ロバート・ドジャーの穴を埋めるべく急きょ契約したローレンス・ブラックレッジのコンディション向上は急務だろう。

 第4節の対戦では名古屋Dがハイスコアで連勝しているこのカード。ポイントはもちろんディフェンスになるが、名古屋Dがリーグ17位、三遠が同最下位のリバウンドもカギを握っている。

文=吉川哲彦

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