2018.02.10

富山グラウジーズはファウルトラブルに注意、いかにチャンスを与えないかが重要

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 5連勝で一気に“貯金”生活に入った富山グラウジーズだったが、前節のサンロッカーズ渋谷戦の連敗で勝率5割に逆戻り。1戦目は宇都直輝が14得点9リバウンド9アシストとあわや“トリプルダブル”の活躍を見せたが、後半に相手のディフェンスを突破できなかった。2戦目も宇都が“トリプルダブル”に近い数字を残したにもかかわらず、ディフェンスが崩れ90失点を喫した。今節の千葉ジェッツ戦は、ディフェンスの立て直しが必要だ。

 その千葉は滋賀レイクスターズに連勝して、東地区2位をキープ。1戦目は前半で1点ビハインドと手こずったものの、マイケル・パーカーが25得点15リバウンドとゴール下を支配。チーム全体で22本を記録したオフェンスリバウンドも効いた。2戦目もパーカーとギャビン・エドワーズがインサイドの強さを発揮している。

 富山が気をつけなければならないのはファウルトラブルだ。千葉はフリースロー成功率がリーグ最下位だが、被ファウル数はリーグ4位、試投数も同7位と決して少なくない。リーグで3番目に多いファウルを減らし、千葉にチャンスを与えないことが重要になる。前節2戦目で今季最多の約35分間に出場して12得点の水戸健史に、攻守両面で期待したい。

文=吉川哲彦

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