2019.10.26
■京都ハンナリーズvs島根スサノオマジック(@ハンナリーズアリーナ)
10月23日19時5分
京都ハンナリーズが好調だ。5連勝で迎えた前節のアルバルク東京戦はシーズン序盤の大きなポイントとなる試合だったが、1戦目にA東京のディフェンスを切り裂いて100得点の快勝。ジュリアン・マブンガとデイヴィッド・サイモンはともに40分フル出場し、それぞれ27得点と37得点を挙げた。移籍で水を得た魚となった松井啓十郎も3ポイントを9本中7本炸裂させて26得点。この3人で3ポイントは計12本成功し、90得点を叩きだした。しかしその反動がきたのか、2戦目はオフェンスが沈黙。得点源の3人は計35得点に抑えこまれ、チーム全体でも53得点に終わって開幕からの連勝もストップした。それでも6勝1敗で西地区首位をキープし、ホームで戦う10月の残り3試合で再び連勝街道に入りたいところだ。
対照的に開幕5連敗スタートとなっていた島根スサノオマジックは、アウェーで横浜ビー・コルセアーズを相手に今季初勝利を飾った。前々節の佐藤公威に続いて前節は山下泰弘もスターターから外して臨み、代わってスターターに入った北川弘が1戦目で11得点を挙げて勝利に貢献した。後半にオフボールの選手がよく動いて相手のゾーンディフェンスの隙を突いたことも1戦目の勝因。ロバート・カーターは3ポイントを8本すべて外しながらも26得点、ブライアン・クウェリも19得点をマークした。2戦目は第3クォーターに脚が止まったことでターンオーバーが増え、相手に勢いを与えてしまった。前節に続いて10月の残り3試合はすべてアウェーと、我慢強さが求められる局面だ。
今節その我慢強さが最も必要となるのは、言うまでもなく京都に対するディフェンス。マブンガは前節、1戦目で8リバウンド15アシストという脅威の数字を挙げた一方で、2戦続けてターンオーバーが8個にのぼった。起点となるマブンガのリズムを狂わせるようなディフェンスの工夫があるかどうか、鈴木裕紀ヘッドコーチは策士の一面を発揮する時だ。
文=吉川哲彦
■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
中村太地
村上直
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
永吉佑也
ラシャーン・ホロウェイ
デイヴィッド・サイモン
・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)
佐藤公威
後藤翔平
ロバート・カーター
山下泰弘
北川弘
坂田央
阿部諒
相馬卓弥
安部潤
ブライアン・クウェリ
頓宮裕人
神里和
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