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12月17日、国立代々木競技場第二体育館で「第90回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の決勝が行われ、デンソーアイリスがENEOSサンフラワーズと対戦した。
3年連続の同一カードによる決勝戦では、10連覇中のENEOSと、悲願の初優勝を目指すデンソーが激突。試合は渡嘉敷来夢の得点で幕を開けたが、直後から髙田真希や馬瓜エブリンのシュートが決まり、デンソーがリードを奪う。一時は2ケタ点差に広げたデンソーが、21-13とリードして第1クォーターを終えた。
続く第2クォーター、スタートから赤穂さくらが立て続けに8得点を奪い、デンソーが試合の主導権を離さない。さらに、赤穂ひまわりも続くと、髙田と渡部友里奈の3ポイントもヒット。対するENEOSは高田静がチームをけん引するが、終盤には木村亜美の連続得点も決まり、41-27とデンソーが点差を広げて試合を折り返した。
迎えた第3クォーターでは髙田がエンジン全開。この10分間だけで10得点を挙げると、チーム全体でも確率良くシュートを沈める。ディフェンスではENEOSをわずか6得点に抑え込んだデンソーが大きく突き放し、66-33とダブルスコアで最終クォーターへ。
第4クォーターでも木村や高橋未来、本川紗奈生が長距離砲を沈めるなど、デンソーが点差をキープ。最後まで気を緩めない試合運びを見せ、デンソーが89-56で大きな勝利を手にした。
長年超えられなかったENEOSの壁を打ち破り、悲願の初優勝を飾ったデンソーは、髙田が21得点6リバウンド5アシスト、木村が16得点4アシスト、馬瓜が12得点8リバウンド4アシスト、赤穂ひまわりが12得点9リバウンド、赤穂さくらが10得点をマーク。
一方のENEOSは、渡嘉敷が16得点4リバウンド4アシスト、高田が12得点8アシストを挙げるも、皇后杯の連続優勝記録が「10」で途絶えた。
■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 56-89 デンソーアイリス
ENEOS|13|14| 6|23|=56
デンソー|21|20|25|23|=89