2022.04.19

【名古屋D vs A東京】CSに向け試金石となる一戦、名古屋Dは全員がハッスルしたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs アルバルク東京(@ドルフィンズアリーナ)
4月20日19時5分

 シーホース三河の影が忍び寄る西地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズにとって、前節挙げた1勝は大きな勝利といっていいだろう。

 アウェーでの琉球ゴールデンキングス戦、第1戦は第1クォーターが36失点、第2クォーターが9得点という予想外の展開で32点差の大敗となったが、第2戦は第4クォーター残り5分46秒から13-0のランで逆転。残り20秒に再びリードを許すが、同8秒にスコット・エサトンがフリースローを2本決めて再逆転した。

 一方、チャンピオンシップ進出マジックを「1」としていたアルバルク東京は、前節の群馬クレインサンダーズ戦で勝利し、進出が決定。28点差をつけた第1戦と異なり、第2戦は接戦となったが、セバスチャン・サイズが第3クォーターに連続ダンクで勢いを生み、それでもなお追いすがる群馬をリバウンドなどインサイドの力強さで振り払った。東地区1位の千葉ジェッツとはわずか6厘差となり、2シーズンぶりの地区優勝も射程圏だ。

 まだ進出が決まっていないとはいえ、CSで激突する可能性もあることを考えると、名古屋Dにとっては重要な意味を持つ一戦となる。1月26日の対戦では前半に12点リードを奪ったのが奏功してA東京に勝利したが、この試合で20得点6アシストと躍動した齋藤拓実が徹底マークされることは想定しなければならず、チーム全体のハッスルが求められる。

 文=吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D(HC:ショーン・デニス)
小林遥太
レイ・パークスジュニア
齋藤拓実
伊藤達哉
コティ・クラーク
菊池真人
張本天傑
須田侑太郎
中東泰斗
オヴィ・ソコ
中務敏宏
シェーン・ウィティングトン ※インジュアリーリスト
狩野祐介
スコット・エサトン
坂本聖芽 ※特別指定

・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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