2022.06.15

アースフレンズ東京Z、衛藤晃平氏がGMに就任「人事を尽くしたいと思います」

東京Zが新たにゼネラルマネージャー(GM)職を設置
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 アースフレンズ東京Zは6月15日、新たに設置するゼネラルマネージャー(GM)職に衛藤晃平氏が就任したことを発表した。

 衛藤新GMは大阪府出身の39歳。2006年に金沢大学でコーチ業を始め、富山グラウジーズバンビシャス奈良などで指揮を執った。2017年に香川ファイブアローズの指揮官に就任すると、2019年に暴力行為や暴言などのパワーハラスメントが発覚。1年間の全職務停止となり、辞任していた。

 衛藤新GM、山野勝行代表取締役は公式HPを通じて次のようにコメントした。

「先般、私のインティグリティに反する行為により、ご迷惑をおかけした当該選手、リーグ、クラブ関係者並びに、ファン、パートナーの皆さまに、この場をお借りして、改めてお詫び申し上げます。そして、なによりも、私を信じ、関わってくださっていた当該選手をはじめとした選手スタッフの皆さまに心よりお詫び申し上げます」

「今回、GMとしての任をお引き受けさせて頂く事になりました。クラブ代表をはじめ、クラブ関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。バスケットボールから離れていた期間に、私が学び、感じ取ったことを最大限に活かして、選手・スタッフのために尽力し、サポートしていくことが、今自分に求められるバスケットボール界並びにアースフレンズ東京Zへの報謝かと思います。ただし、私は1人では何もできませんので、フロントスタッフ、チームスタッフ、選手、チーム関係者と力を合わせて、人事を尽くしたいと思います。よろしくお願いいたします」(衛藤新GM)

「いつも大変多くのサポートをいただき、感謝申し上げます。本日は、衛藤GM就任の経緯につきましてご説明させていただきます。約1年半前に衛藤氏に再会しました。再会と申し上げたのは、同じB2リーグで何度も対戦し、苦杯をなめてきた経験があるからです。周知の通り、衛藤氏は香川ファイブアローズ時代にパワーハラスメントにおいてリーグから規約違反の認定を受けております。私個人としても、このような事象が許されることでないのは重々理解しておりますし、絶対にあってはならない過ちであると認識しております。それに関しては、何の異論もございません。再会した際に何度も事実認識について、何を反省しているのか、今後どうしていきたいのかなどを話しました。当時は相当な社会的制裁を受けておりましたし、周りとの連絡を絶って、ものすごく反省をしておりました」

「そんな姿を見るにつれ、バスケットボール界に一生復帰できないものなのか、真摯に反省をし、二度と同様の行為を行わないよう努力していくのであれば、バスケットボール界に復帰する道があってもいいのではないのかと思うようになりました。Bリーグ復帰へ向けて、サポートする人間・クラブがいてもいいのではないかと。1年前にお声かけをして、フロントスタッフの立場からコートのサポートをしてもらうことにしました。1年間本当に色々な業務をやってもらいました。時には大型バスの運転手をして、練習試合会場に向かってくれたこともあります。フロント・コート、クラブ全体に関わる様々な人と関わりを持ってもらいました。その結果、多くの方の信頼を獲得するようになりました」

「この過程は、リーグにも適宜報告し、相談し、共有して進めて参りました。クラブの責任で行ってきたことですが、復帰の道をリーグも理解してくれております。そのような過程を経て、今回、正式にGMを依頼させていただきました。Bリーグに本格的に復帰を致します。来シーズンの目標は、まずは勝ち越しです。衛藤GMの元、チーム構築を一つ一つ積み重ねて参ります。どうかご理解賜りますと幸いでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます」(山野代表取締役)

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