2019.08.19
Bリーグは8月8日、規約違反による制裁決定を報告。香川ファイブアローズの衛藤晃平ヘッドコーチが1年間の公式試合に関わる全職務の停止となった。
違反行為の内容は「2017年12月に開催された試合の終了後のロッカールームにおいて、選手に対し飛び蹴り、また胸倉を掴み暴言を吐いた行為」、「2017-18シーズンの練習の際に、1回または2回にわたり、選手に対し顔面を平手打ちした行為」、「2017-18 シーズンの練習の際に(2017年11月頃)、選手のプレーに激昂し、同選手の首を掴みゴール下から体育館の壁まで押しやり、暴言を吐いた行為」の3つ。同選手は体調を崩すに至ったという。
その他、「主に、若手の選手に対し、2017-18 シーズンから2018-19シーズンにかけて試合中あるいは練習中、日常的に暴言を吐いた行為」、「チームスタッフに対し、暴言を吐いた行為」、「2018-19シーズン中、試合前等に実施のミーティングにおいて、直近の試合における所属選手のミスプレーについて、同選手を厳しくなじり、また、他の若手選手に対しても、試合中のミスプレーについて質問攻めにする、怒鳴り散らすなどの行為」もあったようだ。
村上 直実代表取締役社長にけん責および制裁金100万円、津田洋道取締役兼エグゼクティブコーチにけん責および制裁金50万円、株式会社ファイブアローズに制裁金100万円の処分が下された。
Bリーグは発覚から制裁決定までの経緯を次のように説明した。
「1.2018年1月頃、匿名の方から香川ファイブアローズの衛藤ヘッドコーチの指導方法に問題があるのではないかとの情報を得る。2.B.LEAGUEにて、香川に対し、上記内容が事実かどうかを確認したところ、香川側で独自調査を行ったが『そういった事実はない』との回答があった。3.2019年3月中旬頃、JBA内に設置してある『インテグリティ委員会』にて対して衛藤ヘッドコーチの選手およびスタッフに対する暴力行為および暴言についての情報提供があり、同様の情報提供が2度目であったため調査を開始。4.調査を進めたところ、複数年および複数の選手、スタッフが同様の行為を受けた、または見ていたことがわかり、関係のある多数の選手、スタッフに対し、慎重にヒアリングを行い、事実認定を行ったことで本制裁決定に至った」
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