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バスケ女子日本代表がベルギー代表との前哨戦に敗れる…欧州遠征2連敗でパリ五輪へ

女子日本代表の林咲希[写真]=伊藤大允
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 7月21日、パリ2024オリンピックに出場するバスケットボール女子日本代表(FIBAランキング9位)は、フランスのランスで行われた国際強化試合でベルギー代表(同6位)と対戦。パリ五輪の予選3戦目でも対戦する相手との前哨戦に65-75で敗れ、19日のフランス代表戦に続きヨーロッパ遠征2連敗でパリ五輪に臨むことになった。

 恩塚亨ヘッドコーチ率いる日本代表は、宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、馬瓜ステファニー(カサデモント サラゴサ/スペイン)、髙田真希(FA)を先発起用。赤穂ひまわりが12名のロスターから外れ、サポートメンバーとして帯同している野口さくらがベンチ入りした。

 試合は立ち上がりから高さで上回るベルギー代表にインサイドを攻め込まれ、攻守ともに歯車が噛み合わず0-11のランを許す立ち上がり。同残り6分に馬瓜エブリン(デンソーアイリス)の3ポイントでようやく初得点を挙げたが、その後もベルギー代表に主導権を握られ、15点ビハインドの11-26で最初の10分を終える。

 続く第2クォーターは、山本が攻守に奮闘し、馬瓜姉妹も果敢にリングへアタック。徐々にディフェンスから流れを手繰り寄せたかに思われたが、なかなか勢いに乗り切れず、25-41とビハインドを広げられて試合を折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターも、山本がスコアを伸ばし、馬瓜エブリンが好守を見せて詰め寄る時間帯はあったものの、同終盤にターンオーバーからの失点もあり39-60と、さらに点差を広げられた。

 21点ビハインドで迎えた最終第4クォーターは、林と馬瓜エブリンが立て続けに3ポイントを決め、ベルギー代表を猛追。最後は反撃及ばずに65-75で敗れたものの、「オリンピックで選手たちが力を出し切れるようにするための機会」(恩塚HC)としていた一戦で、右肩上がりの試合運びを見せた。

 敗れた日本代表は、3ポイント4本を決めた林咲希と、同3本を決めた馬瓜エブリンがチーム最多18得点を挙げ、11得点の馬瓜ステファニーも含めた合計3選手が2桁得点をマークした。

 初の五輪金メダル獲得を目指す日本代表は今後、非公開の練習試合を経てパリ五輪本番へ。予選ラウンド(グループフェーズ)では、29日にアメリカ代表(同1位)、8月1日にドイツ代表(同19位)、4日にベルギー代表(同6位)と対戦する。

女子日本代表国際強化試合 試合結果
日本 65-75 ベルギー
JPN|11|14|14|26|=65
BEL|26|15|19|15|=75

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