2024.07.24
7月21日(現地時間20日、日付は以下同)。アメリカ代表はイギリスのロンドンで南スーダン代表との強化試合を制し、パリオリンピックに向けたエキシビションマッチを4戦無敗とした。
オリンピックの予選ラウンドで同じグループCに入っているFIBAランキング1位のアメリカに対し、同33位の南スーダンは高い身体能力と相手が誰であろうと恐れないアグレッシブなプレーで大健闘。第2クォーター途中には16点リードを手にする。
アメリカも負けじとやり返したものの、試合時間残り20秒にJT・ソーの3ポイントシュートで逆転を許してしまい、1点(99-100)を追う展開に。だがタイムアウト明けのプレーで、アメリカはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がボールを運び、左ウイングからドライブで強行突破し、最後は右腕でレイアップを放り込み、101-100でアメリカに軍配。
この試合、レブロンはギブ&ゴーでダンクを炸裂させたプレーを皮切りに、強烈なワンハンドダンク、アグレッシブなリムアタックなどを決めてフィールドゴール成功率71.4パーセント(10/14)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(2/3)、フリースロー成功率75.0パーセント(3/4)とギアを上げて、計25得点6リバウンド7アシストの大暴れでチームを救ってみせた。
殊勲の働きを見せた39歳の大ベテランは「相手はものすごくいいバスケットボールをしていた」と南スーダンを称えつつ、こう語っていた。
「俺たちは前へと進み続けていかなきゃいけない。多くのチームは1カ月あるいは数カ月も練習を重ねているが、俺たちは2週間くらいしか一緒にできていない。だから毎試合、どのフィルムセッションでも、俺たちには(チームとして向上する)機会がある。それを最大限に生かすようにしていかないと。引き下がってはいけない」
この試合、アメリカではレブロンのほか、アンソニー・デイビス(レイカーズ)が15得点11リバウンド2ブロック、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が14得点7リバウンド、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が11得点、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が10得点3リバウンド3アシストを記録。
なお、先日チーム練習へ初参加したケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は欠場。23日のドイツ代表との強化試合最終戦で初出場できるか、そしてアメリカは勝利を飾ることができるか注目していきたい。
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