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ラスベガスで4連勝のグリズリーズ…司令塔のピッペンJr.は「守備ができると示したい」

昨季、グリズリーズと2ウェイ契約を結んだピッペンJr.(中央)[写真]=Getty Images
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 7月19日(現地時間18日)、メンフィス・グリズリーズはラスベガスで開催中のNBAサマーリーグでオーランド・マジックと対戦。第3クォーターに33失点を許して接戦に持ち込まれたグリズリーズだったが、最終クォーターでは再びリードを取り返し、104-98で勝利を収めた。

 グリズリーズは司令塔のスコッティ・ピッペンJr.が25得点4リバウンド9アシスト、フォワードのGG・ジャクソンが27得点13リバウンドでチームをけん引。2名は試合後のインタビューに呼ばれ、ピッペンJr.は「逆境に立たされることは分かっていた。だから懸命にプレーして、互いを助け合うことに努めたよ」と試合を振り返った。

 シカゴ・ブルズで黄金期を築いたスコッティ・ピッペンを父に持つピッペンJr.は、バンダービルト大学で3シーズンをプレー。2022年にNBAドラフトへの参加を表明し、指名はされなかったがロサンゼルス・レイカーズとの2ウェイ契約にこぎつけた。今年の1月にはグリズリーズと2ウェイ契約を結び、サマーリーグでは主力ガードとしてチームを支えている。

 指揮官からもサマーリーグのベストディフェンダーと称され、守備面の貢献を高く評価されているピッペンJr.。「それは僕にとって大きな意味を持つ」と笑みを見せ、「大学を出たとき、僕はディフェンスができないと言われていた。だから、僕はできることを示したいし、サマーリーグで最高のディフェンダーだと信じているよ」と語った。

 グリズリーズはエースのジャ・モラントに加え、昨シーズンに移籍してきたマーカス・スマート、そしてベテランのデリック・ローズと、実力派のガードを多くそろえている。それぞれタイプの異なるガードであることから、ピッペンJr.にとっては学習に最適な環境と言えるかもしれない。

 主力陣の活躍が光り、ラスベガスサマーリーグは4連勝と好調を維持しているグリズリーズ。「僕たちは全勝できると思っている。優勝できるように頑張るよ」とピッペンJr.が語るように、このまま勝利を積み重ね、本契約を勝ち取る足がかりにしてもらいたい。

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