2024.07.22
7月21日(現地時間20日、日付は以下同)にロンドンで臨んだ南スーダン代表との強化試合。アメリカ代表は2点ビハインドで迎えた第2クォーターにリードを許し、前半終盤にはこの日最大の16点ビハインド(42-58)を背負い、14点を追う展開で試合を折り返した。
「ハーフタイムで、このチーム全体が困惑していたと思う。14点差で圧倒されていた。だが第3クォーターに入ってディフェンス面で実にいい仕事をしてくれたよ」
スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は101-100で辛勝後にそう語り、大健闘した南スーダンをこのように称えていた。
「彼らは素晴らしい試合をしていた。我々にとってはいい終わり方だと感じた。パリでも相手と戦ってこういう展開になるといういい知らせになった。我々は、相手が最高の舞台として挑んでくるんだと予想しておかなければならない」
アメリカではレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が決勝点のレイアップを含む計25得点6リバウンド7アシストの大活躍。さらにアンソニー・デイビス(レイカーズ)が15得点11リバウンド2ブロック、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が14得点7リバウンド、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が11得点、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)が10得点3リバウンド3アシストをマーク。
南スーダンではマリアル・シェイヨックが24得点3リバウンド2スティール、カルリク・ジョーンズが15得点11リバウンド11アシストのトリプルダブルに2スティール、JT・ソーが14得点、ウェニエン・ゲイブリエルが11得点6リバウンド3アシストを残した。
パリオリンピック前の強化試合を4戦全勝としたアメリカは、23日にドイツ代表戦をこなして大会本戦へ突入するのだが、カリーはこのように話していた。
「自分たちのバスケットボールをプレーしないと、相手を倒すことなんてできない。僕らのバスケットボールはディフェンスをすることなんだ。前半で、僕らは相手を落ち着けない状態へ仕向けることができなかった。それで彼らは優位に立っていたんだ。けど僕らはそこで学んだんだ。誰がコートに出ていようと関係なく、40分間にわたって圧倒できるんだとね」
強化試合で初の100失点を喫してしまったアメリカ。この試合がドイツ戦、さらにはパリ五輪の予選ラウンドに向けた良い起爆剤となるかもしれない。
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