サンズのボル・ボルがパリオリンピックの南スーダン代表ロスターから離脱

今夏サンズと再契約したボル[写真]=Getty Images

　7月20日（現地時間19日、日付は以下同）。パリオリンピックへ出場する南スーダン代表は、フェニックス・サンズに所属しているボル・ボルが“個人的な理由”のためロスターから外れたと『ESPN』が報じた。

　同メディアは、南スーダンでバスケットボール連盟の会長を務めているルオル・デン（元シカゴ・ブルズほか）の兄で、代表チームのアシスタントコーチ（AC）のアジョウ・デンからボルのオリンピック不参加を確認したという。

　FIBAランキング33位の南スーダンは、昨年の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」をアフリカ勢でトップの17位で終えたことでオリンピック出場権を獲得。エキシビションマッチではここまで2勝1敗と勝ち越していて、21日にアメリカ代表戦が控えている。

　W杯に続いてパリ五輪も欠場となるボルは、221センチ99キロのビッグマン。昨年は7月5日にオーランド・マジックからウェイブ（保有権放棄）され、同19日にサンズと契約し、昨シーズンは43試合の出場で平均10.9分5.2得点3.2リバウンドにフィールドゴール成功率61.6パーセントをマーク。

　今年は7月8日にサンズと再契約を結び、NBAキャリア6シーズン目を迎えるのだが、アジョウ・デンは24歳のボルが置かれている状況をこう話す。

「ボル・ボルは今、NBAでうまくいくようにもがいている状況にあった。彼は常にプレーしたがっていた。ワールドカップでもそう。だがその時の彼の状況がね…。あの時オーランドから放出されていた。彼は自身のこととキャリアにフォーカスしたかったんだ」

　南スーダンはパリオリンピックの予選ラウンドでグループCに入っていて、アメリカ、セルビア、プエルトリコと決勝トーナメント進出をかけて戦うこととなる。

2022.01.14

ボル・ボルの関連記事