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9月2日。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は順位決定戦が8試合行なわれ、日本代表がホームの沖縄アリーナでカーボベルデ代表を80-71で撃破。ファーストラウンドの成績を含め3勝2敗とし、グループOの1位で大会を終えたことで、日本は1976年モントリオール大会以来、48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場を決めた。
そしてフィリピンのアラネタ・コロシアムではワールドカップ初出場の南スーダン代表がアンゴラ代表に101-78で勝利。ファーストラウンドを含めて今大会を3勝2敗とし、「2024年パリオリンピック」の出場権を獲得。
Another chapter of history is written by the Bright Stars as South Sudan clinch Olympic basketball qualification for the very first time at the @FIBAWC 🌟
See you in Paris @SSBFed!#FIBAWC x #WinForSouthSudan 🇸🇸 pic.twitter.com/7U1zgp28NL
— FIBA (@FIBA) September 2, 2023
初のオリンピック出場を飾った南スーダンでは、カルリク・ジョーンズがゲームハイの26得点15アシスト、マリアル・シェヨックが18得点、ヌニ・オモットが17得点、昨シーズンにロサンゼルス・レイカーズでプレーしたウェニエン・ゲイブリエルが15得点10リバウンド6ブロックをマーク。
この南スーダンでバスケットボール連盟の会長を務めているのは、NBAで15シーズンをプレーし、オールスターへ2度選ばれた実績を持つルオル・デン(元シカゴ・ブルズほか)。南スーダンで生まれ、内戦から逃れるべく、3歳の頃にエジプトへ移住したデンは、南スーダンとイギリスの二重国籍に加え、アメリカの永住権も持ち、就任わずか3年で初のオリンピック出場を決めた。
「信じられないストーリーだ。これは南スーダン共和国、アフリカだけでなく、世界にとってもアンダードッグ(勝ち目のない者たち)によるストーリーになった」と喜びを口にしていた。
初出場となったワールドカップこそファーストラウンド敗退に終わったとはいえ、南スーダンはアフリカ勢1位の戦績を残したことでオリンピックへの切符を手に入れたのだから、上々のデビューを飾ったと言えるだろう。