3時間前

八村塁の同期、2019年ドラフト組のNBA総得点ランキング…首位はカナダの点取り屋

NBAで5シーズンを終えた2019年ドラフト組[写真]=Getty Images
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 男子日本代表八村塁が、「NBAドラフト2019」の1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズに指名されてから、すでに5年が経過した。今回は八村を中心に、2019年ドラフト組の活躍をスタッツ面から見ていこう。

 2019年ドラフト組によるレギュラーシーズンでの総得点ランキングは以下の通り。

■2019年ドラフト組のレギュラーシーズン総得点ランキング
※2000得点以上の選手のみ掲載
※()内は、ドラフト指名順位/平均得点

1位【6070得点】RJ・バレット(3位/18.4得点)
2位【5783得点】ジャ・モラント(2位/22.5得点)
3位【5660得点】ダリアス・ガーランド(5位/18.4得点)
4位【5551得点】ジョーダン・プール(28位/16.1得点)
5位【5147得点】タイラー・ヒーロー(13位/18.1得点)
6位【4896得点】コービー・ホワイト(7位/14.1得点)
7位【4782得点】ケルドン・ジョンソン(29位/16.3得点)
8位【4542得点】ザイオン・ウィリアムソン(1位/24.7得点)
9位【4285得点】PJ・ワシントン(12位/12.9得点)
10位【3751得点】ディアンドレ・ハンター(4位/14.3得点)
11位【3543得点】八村塁(9位/12.7得点)
12位【3325得点】キャメロン・ジョンソン(11位/11.7得点)
13位【3008得点】ケビン・ポーターJr.(30位/15.3得点)
14位【2814得点】テレンス・マン(48位/8.2得点)
15位【2796得点】ダニエル・ギャフォード(38位/8.7得点)
16位【2602得点】ブランドン・クラーク(21位/10.7得点)
17位【2558得点】グラント・ウィリアムズ(22位/7.0得点)
18位【2490得点】ニコラス・クラクストン(31位/10.3得点)
19位【2485得点】ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(17位/8.3得点)
20位【2430得点】テイレン・ホートン・タッカー(46位/9.8得点)
21位【2113得点】ダリアス・ベイズリー(23位/8.9得点)
22位【2111得点】ジャクソン・ヘイズ(8位/6.8得点)
23位【2046得点】キャム・レディッシュ(10位/9.3得点)

母国カナダが拠点のトロント・ラプターズでプレーするバレットが1位に[写真]=Getty Images

 総得点の1位には、RJ・バレットが輝いた。ドラフト全体3位指名のバレットは、総出場時間でも同期の中で首位となっており、オールスターには未選出ながら、2019年ドラフト組のスコアリングリーダーとなっている。

 2位にはジャ・モラント、3位にはダリアス・ガーランドと、それぞれ上位指名のエースガードがランクイン。その一方で、4位には28位指名のジョーダン・プールや、7位に29位指名のケルドン・ジョンソンなど、1巡目の下位指名選手もランキング上位に名を連ねた。

 また、平均得点では2019年の“ドラ1”、ザイオン・ウィリアムソンが24.7得点で首位に立つと、モラントは22.5得点で2位に。しかし、総出場試合数は両者ともに少なく、素行不良による出場停止に加えて負傷欠場が重なったモラントが257試合(17位)、長年ケガに苦しんでいるザイオンが184試合(31位)にとどまっている。総出場試合数が最も多いのはグラント・ウィリアムズの364試合で、ドラフトトップ2のスターたちは大きく差を空けられている状況だ。

ドラフト1位指名の怪物・ザイオンは、キャリアにおいてケガが最大の障壁となっている[写真]=Getty Images

 そんな中、八村は現時点で惜しくもトップ10入りには至っていないものの、総得点で11位、平均得点で12位と、同期の中でも有数の得点力を備えている。総リバウンド数では1ケタの8位につけるなど、278試合で15位となっている総出場試合数をしっかり重ねていけば、複数のランキングを駆け上がっていくことも充分考えられる。

 なお、総リバウンド数ではニコラス・クラクストンの1882本が1位となり、平均でも7.8リバウンドで同期1位に。2巡目全体31位指名のビッグマンが奮闘している。さらに、総アシスト数では、唯一2000本の大台に乗せているガーランドが2052本で1位となると、平均ではモラントが7.4アシストで1位となり、それぞれの部門で両者が首位を争っている。

 60名のドラフト同期のうち、半数近い選手がNBAでの5年目のシーズンを迎えることができなかった。そんな世界最高峰のリーグで活躍を続ける八村のプレーにはもちろん注目だが、2019年ドラフト組が全員現役を引退したときに、ランキングがどのような順位になっているかも楽しみのひとつと言えるだろう。

八村塁の主なスタッツ
※()内は、2019年ドラフト組内の順位

総出場試合数:278試合(15位)
総出場時間:7476分(12位)
総得点数:3543得点(11位)
総リバウンド数:1343本(8位)
総アシスト数:356本(22位)
平均得点:12.7得点(12位)
平均リバウンド:4.8リバウンド(11位)
平均アシスト:1.3アシスト(27位)

ワシントン・ウィザーズとロサンゼルス・レイカーズでキャリアを重ねてきた八村[写真]=Getty Images

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