2024.07.28

ドイツとの初戦で20得点を奪った八村塁「チームとして、僕らは戦い抜いたと思います」

日本の得点源として活躍した八村[写真]=fiba.basketball
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 7月27日に行われたパリオリンピックの予選ラウンド初戦。日本代表の八村塁ロサンゼルス・レイカーズ)は、ドイツ代表を相手に両チーム最多の36分19秒コートに立ち、20得点10リバウンド2アシスト1ブロックを残した。

 日本は昨年のFIBAワールドカップ王者に77-97で敗れたものの、八村はチーム初得点となったステップバックジャンパーを決めたほか、第2クォーターには強烈なダンクを炸裂させるなどいくつも見せ場を作った。

 もっとも、この試合のフィールドゴール成功率は21.1パーセント(4/19)で、第3クォーター中盤に3ポイントシュートを立て続けに2本決めたとはいえ、試合全体の成功率は22.2パーセント(2/9)。

 ドイツとの初戦を終え、八村はこう話していたと『BasketNews.com』が報じている。

「普段なら決めているショットをたくさん落としてしまいました。でもチームとして、僕らは戦い抜いたと思います。ドイツとは1週間前に強化試合をしたので、今週はその準備にあてていました」

「相手はいいチームで、世界チャンピオンです。僕のチームは今日すごくいい試合ができたと思っています。全員のことを誇りに思います」

 八村が日本代表のユニフォームを着用してプレーするのは2021年の東京オリンピック以来初。ゴンザガ大学を経て2019年のドラフト1巡目9位でワシントン・ウィザーズから指名されてNBA入りし、キャリア5年目を終えた26歳のフォワードは、日本でバスケットボールが話題になっていることを感じていると語っていた。

「大きくなっています。ゴンザガでプレーしている時もそうでしたが、日本でバスケットボールは日々大きなものになっています。子どもたちもそうですし、みんながバスケットボールについて話しています。僕はバスケットボールの“ブーム”を引っ張っている1人ですけど、チームとしても話題に上がっています。僕らがバスケットがどんなものなのかを見せないといけません」

 田臥勇太宇都宮ブレックス)、渡邊雄太(現千葉ジェッツ)に次いで日本人として3人目のNBA選手となった八村は、現在レイカーズで先発の一角を務めており、今シーズンもその活躍に期待がかかる。

 自身がバスケットボールをプレーし始めた当時と今を八村はこう話す。

「僕がバスケットボールを始めてから、NBAと東京オリンピックについて話していましたが、あの頃は多くの子どもたちがNBAやオリンピックを分かっていませんでした。今ではそれがどれほど大きなものなのか、イメージがわいていると思います。すごくいいことです」

 ドイツとの予選ラウンド初戦を終えた日本は、31日の0時15分からフランス代表、8月2日の18時からブラジル代表戦が組まれている。日本をけん引するフォワードには、次の試合でも大暴れすることを期待せずにはいられない。

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