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パリ五輪バスケ日本代表は奮闘及ばず黒星…W杯王者ドイツ代表を相手に八村最多20得点

第2クォーターに豪快なダンクを叩き込んだ日本代表の八村塁[写真]=fiba.basketball
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 7月27日、パリ2024オリンピック男子バスケットボールの予選グループB第1戦がスタッド・ピエール・モーロワ(リール)にて開催され、日本代表(FIBAランキング26位)はドイツ代表(同3位)に77-97で敗れた。

 トム・ホーバスヘッドコーチが率いる日本代表は、河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)、渡邊雄太千葉ジェッツ)、吉井裕鷹三遠ネオフェニックス)、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)、ジョシュ・ホーキンソンサンロッカーズ渋谷)をスターティングファイブに起用。五輪直前の強化試合セルビア代表戦と同じ5人で挑んだ。

 昨年のワールドカップ覇者を相手に、日本代表は立ち上がりから追いかける展開となったものの、河村の鋭いドライブから渡邊雄太が3ポイントを決めると、河村も自ら長距離砲を成功。その後も吉井裕鷹が長短のシュートを沈めるなど懸命に食らいつき、最初の10分を7点ビハインドの21-28で終える。

 続く第2クォーターはターンオーバーを誘う好守から入り、渡邊雄太、ホーキンソンの2ポイントに加え、八村が雄叫びを上げながら豪快なダンクを叩き込む場面も。ターンオーバーからの失点が続き一時16点差とされたが、司令塔の河村を中心に反撃。同終盤には八村がフリースローでスコアを伸ばし、8点差の44-52で前半を終了した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、互いに点を取り合う立ち上がりとなり、“世界王者”に負けじと日本も渡邊雄太、八村が立て続けに3ポイントを成功。再び2桁点差とされたものの、日本代表もホーキンソンがリング下で攻守にわたって奮闘。13点ビハインドの61-74で最後の10分へ。

 勝負の第4クォーターは、河村がディープスリーを決めて会場を沸かせる場面もあったが、同残り7分で19点差と突き放される苦しい展開。試合を通して存在感を示していた吉井、八村、ホーキンソンらの奮闘が光り、最終盤まで食い下がったものの、最後は20点差の77-97で敗れた。

 日本は八村がチーム最多20得点10リバウンド、ホーキンソンが13得点11リバウンドのダブルダブルを記録。2人と同様に30分以上出場した渡邊雄太は16得点2ブロック、吉井も2本の3ポイントを含む10得点6リバウンドをマークした。司令塔の河村は約25分のプレータイムで11得点7アシスト。チーム全体でもリバウンド数39-36と奮闘したが、世界の壁に弾き返される格好となった。

 今大会は12チームが3グループに分かれ、各組上位2チームに加え、各組3位3チームのうち上位2チームも決勝ラウンドに進出するレギュレーション。日本代表は「ショック・ザ・ワールド(世界を驚かそう!)」を合言葉に予選ラウンド突破(ベスト8進出)を目標に掲げており、残り2試合で“1勝”を目指すことになる。

 開幕戦に敗れた日本代表は、30日の第2戦で開催国のフランス代表(同9位)、8月2日の第3戦で世界最終予選を勝ち上がってきたブラジル代表(同12位)と対戦。対するドイツ代表は、第2戦でブラジル代表、第3戦でフランス代表と対戦する。

■試合結果
<パリ五輪予選グループB第1戦>
ドイツ 97-77 日本
GER|28|24|22|23|=97
JPN|21|23|17|16|=77

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