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レイカーズの八村塁がプレーオフで守備覚醒…対人DFリーグ2位、3P成功率5割超えの衝撃

レイカーズを支える活躍が続いている八村[写真]=Getty Images

■主軸不在のなか際立つ存在感

 ロサンゼルス・レイカーズは、プレーオフに入り、見違えるようなインテンシティを発揮している。ルカ・ドンチッチオースティン・リーブスの欠場は、あまりにもロスターへのダメージが大きい。しかし、まるでそれをカンフル剤とするかのように、レブロン・ジェームズマーカス・スマートを中心に士気を高めている。

 八村塁もプレーオフモードに切り替わっている。プレーオフ・ファーストラウンド第4戦を終えた時点で、出場時間は平均39.4分。ヒューストン・ロケッツとの第3戦では、第1クォーターだけで16点を記録し、メディアに対するコメントは冷静ながら、その奥からは確かな熱意が溢れている。

 八村のエナジーは、数字にも色濃く反映されている。特に、欠点とされていたディフェンスでのパフォーマンスが印象的だ。

[写真]=Getty Images


 NBAのスタッツを独自集計する「Stat Defender」によれば、今シーズンのプレーオフにおいて、ディフェンシブフィールドゴール成功率(DFG%:自分がディフェンスしている相手のフィールドゴール成功率)で、脅威の34.0パーセントを記録。これは40本以上シュートを放たれた選手のうち、フランツ・ワグナー(オーランド・マジック)の31.8パーセントに次ぐリーグ2位の成績であり、NBA最優秀守備選手賞を4度受賞したルディ・ゴベアの35.8パーセントや、数々のハッスルで相手にタフショットを強いているチームメートのマーカス・スマートの36.6パーセントを凌ぐ数字となっている。

 これは、極めて大きなステップアップだ。『NBA.com』のデータでは、八村のレギュラーシーズンにおけるディフェンシブフィールドゴール成功率は50.1パーセント。平均9.4本の試投うち、4.7本の成功を許しており、チームの主力の中でも低調な数値となっていた。しかし、プレーオフに入り、パフォーマンスは一転。ディフェンスローテーションでは、相手のスリーポイントで最後までアグレッシブにチェックに入り、ゴール下でもファウルギリギリのラインで難しいシュートを強いており、こうしたディフェンスでの献身性は数字にも如実に反映されている。

■リーグトップクラスの数値

 代名詞となった3ポイントシュートも、引き続き“絶好調”だ。

「Stat Defender」が4月21日に投稿したデータによると、八村はプレーオフで合計100本以上3ポイントを試投した選手のうち、歴代1位となる48.5パーセントをマークしている。だが、今シーズンは自身の記録的確率さえも凌ぐ精度でショットを沈め、4試合終了時点での成功率は52.6パーセントとなり、“エリートシューター”の看板を背負うに相応しい働きぶりを披露している。

[写真]=Getty Images


 効率にも、さらなる磨きがかかっている。フリースローを含む全てのショット効率を計るトゥルーシューティング成功率は、脅威の67.7パーセントを記録。全試合出場、平均35分以上プレーした選手の中ではリーグ2位の成績であり、プレータイムを30分以上まで拡大してもリーグ5位にランクインする。

 レギュラーシーズンに聞こえた批判の声は何処へ。1カ月前までベンチの得点源と見なされていた八村は、この数試合で自身の評価をアップデートした。クリプト・ドットコム・アリーナに帰還して迎える第5戦、“Playoff Rui”は攻守両面で影響力を放ってくれるに違いない。

文=Meiji

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