2026.04.28
4月25日と26日の2日間、東京・お台場にあるシティサーキット東京ベイにて、日本初開催となる公式ファンイベント「NBA HOUSE Japan 2026 Presented by Prime」が開催。同イベントのゲストとして、クリス・ボッシュ氏(元マイアミ・ヒートほか)が来日した。
ボッシュ氏は、ヒート在籍時に2度のNBAチャンピオンに輝き、背番号「1」は同チームの永久欠番となっているレジェンドだ。バスケットボール殿堂入りも果たしている。
イベント開催に先立つ4月24日、同イベントが開催されるお台場にてボッシュ氏にインタビューを実施した。現在の活動や、かつてのチームメートであるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とともに戦う八村塁、さらにはNBA入りを目指す河村勇輝(シカゴ・ブルズ)について語ってもらった。また、イベントでは日本のファンと積極的に交流し、終始笑みをたたえた表情を見せたボッシュ。両選手への温かいまなざしとともに、”笑顔のレジェンド”と呼ぶにふさわしい姿を見せてくれた。
インタビュー=入江美紀雄

忙しい時間の中、インタビューに対応 [写真]=バスケットボールキング
――2度のNBA優勝という輝かしいキャリアを経て、最近はどのような活動がメインなのですか?
ボッシュ 子どもたちの世話をしているよ。5人子どもがいるんだ。だから、学校への送り迎えがかなり多いね。父親として、息子のコーチをしたり、彼のチームと一緒にトレーニングをしたりしている。彼の成長を見るのはとても楽しいよ。時々、こういった素晴らしいイベントに参加したり、バスケットボールのために旅をしたり、たまに解説をしたりすることもある。でも、まずは父親であることが第一で、それが今はフルタイムの仕事だね。
――今回、日本で初開催となる「NBA HOUSE Japan」ですが、どのようなイベントなのか教えていただけますか?
ボッシュ エキサイティングなイベントだよ。このような「NBA HOUSE」のセットアップを見るのは初めてなんだ。インド、シンガポール、中国、メキシコ……これまで世界中を回ってきたけれど、ファンが体験できるようなセットアップを見るのは素晴らしいことだ。ここを体験する人々にとって、素晴らしい場所になると思う。みんなに楽しんでもらいたいし、特にプレーオフ期間中にこのような素晴らしいセットアップがあることで、もっと多くのファンが増えることを願っているよ。

八村と河村について言及してくれた [写真]=Getty Images
――あなたがオリジナルスタイルかもしれません。ビッグマンがミドルレンジのシュートや3ポイントシュートを打つスタイルを作ったと思いますが、八村選手のプレーをどう見ていますか?
ボッシュ 彼は向上したね。レイカーズに加入してから、いや、NBAに入ってからずっと大きく成長していると思う。レブロンと一緒にプレーするようになってから、おそらく責任感が増したんじゃないかな。チームには勝たなければならないというプレッシャーがあるからね。だから、彼は自分のプレーを磨き続ける必要があるけれど、大切なのは安定感だ。チームメートのルカ・ドンチッチやレブロンは彼にパスを出してくれるから、高い確率で3ポイントシュートやロングレンジのシュートを決め続けなければならない。オープンになったら、そのシュートを決め切る必要があるんだ。もし彼がそれを続け、プレーを向上させ、特にディフェンス面で信頼される存在になれば、チームにとって非常に大きな柱になれるはずだよ。
――あなたはスターぞろいのチームで自分の役割を全うし、勝利に貢献する難しさを熟知していると思います。八村選手がさらにステップアップし、ボッシュさんのように優勝に不可欠なピースになるには何を期待しますか?
ボッシュ ディフェンスだね。ディフェンスだ。さっきも言ったように、ディフェンス面で信頼されるようにならなければならない。そして繰り返しになるけれど、パスが回ってきた時にオープンショットを確実に決めること。とにかくチームの安定した一部になることだ。それが重要だと思う。あのようなチームでリーダーシップを発揮する方法はたくさんあるけれど、何よりも彼が信頼できるピースになり、苦しい時も順調な時もチームが彼を頼りにできるようになれば、本当に自分の名を上げることができるだろう。普通、人々は(スターから役割を変えることを)一歩後退だと考えがちだけど、実際にはそれはとても難しいことなんだ。NBAで成功するのはどんな形であれ困難なことだからね。もし彼がそういう考え方でプレーを磨き続ければ、堅実なピースになれるだろう。
――河村選手はご存知ですか? 小柄でスピードで勝負する彼のスタイルは、レジェンドの目にどう映っていますか?
ボッシュ 彼はエキサイティングだね。独特のプレースタイルを持っている。小柄な選手たちの代表として戦っているね。彼を見ている子どもたちにとって、彼は大きな目標になると思う。誰もが身長7フィート(約213センチ)まで育つわけじゃないからね。一生懸命努力すれば彼のようになれるんだと知ることで、バスケットボールをしたい多くの日本の子どもたちに刺激を与えるだろう。それは素晴らしいことだ。彼は多くの人々にインスピレーションを与えているし、プレーできなくなるまで続けてほしいね。見ていて素晴らしいし、シカゴ・ブルズとの契約についてもさらにエキサイティングだね。
――彼がレイカーズと試合をした時、レブロンのディフェンスの上から3ポイントシュートを決めたことは知っていますか? 日本では大騒ぎでした。
ボッシュ いや、それは見ていなかったな。それはすごい。彼に「そのままプレーし続けろ」と伝えてくれ。最高だね。
――最後に、日本のファンとNBA選手になりたいという子どもたちへメッセージをお願いします。
ボッシュ まずファンの皆さま、ありがとう。サポートに感謝しているよ。自分のキャリアを気にかけてくれる人々がいることは、いつもありがたく思っている。そして、NBAを目指している子、バスケットボールをプレーしたい子どもたちへ。一生懸命努力し続けてほしい。周りの誰も信じてくれなくても自分自身を信じて、常に夢を追いかけて。夢を叶えるために努力しているなら、誰にも「それは不可能だ」なんて言わせちゃいけない。不可能が可能になるのを、私たちは毎日目にしている。そしてその一人が君かもしれないんだ。だから、これからもバスケットボールを愛して、友達と一緒にプレーして、楽しんでほしい。
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