2024.07.28

セルビアとのパリ五輪初戦を迎えるアメリカのレブロン「NBAとは違う。これは短距離走」

アメリカ代表を引っ張るレブロン[写真]=Getty Images
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 パリオリンピックの5人制男子バスケットボールは、予選ラウンドが7月27日にスタートし、29日の0時15分(現地時間28日、日付は以下同)にグループCのアメリカ代表がセルビア代表と対戦する。

 FIBAランキング1位のアメリカと、同4位のセルビアはいずれも今大会の優勝候補に挙がる強豪国。25日に『FIBA』へ公開されたパワーランキング第2弾でも、アメリカが1位でセルビアが3位という高評価を得ている。

 アメリカはアンソニー・デイビスロサンゼルス・レイカーズ)がここ数日の練習を体調不良で参加できず、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)も28日のチーム練習を同じ理由で参加できていない。

 それでも、デイビスは28日のチーム練習へ参加しており、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「我々は全員が準備できていると確信している」と語り、セルビア代表との初戦を欠場せざるを得ない状況にはならないと見ている。

 ふくらはぎの肉離れのため、エキシビションマッチ5戦を全休していたケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)についても、指揮官は「そうなる(出場できる)といいね。彼は2日前のスクリメージ(練習試合)を乗り切り、すごくいい状態だった。今日の練習もこなしてみて、(復帰に向けて)慎重に進めていく」と話していた。

 セルビアには昨シーズンのMVPニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)がいるほか、昨年のFIBAワールドカップで銀メダルを獲得したチームだけに、アメリカにとって金メダル獲得の有力候補に挙がるセルビアを初戦で勝ち切ることは重要となる。

 アメリカでリーダー格を務めるレブロン・ジェームズ(レイカーズ)は「NBAとは違う。あれはマラソンなんだ。オリンピックは短距離走になる。マイケル・ジョンソンやウサイン・ボルトのようなゲームになる。本番が明日から始まるんだ…。俺たちはその準備をしていく必要がある」と話していた。

 NBAのスーパースター軍団で臨むパリ五輪。アメリカがセルビアを相手にどんな戦いを見せるかは必見だ。

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