2022.04.04

ひたむきに取り組む期待のセンター…福王伶奈「自分にしかできない役割」

192センチの身長が魅力の福王伶奈。さらなる成長に期待 [撮影]=斎藤孝一
中学や高校、大学などの学生バスケットをはじめ、トップリーグや日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

 インサイドでの活躍が期待されるのが192センチの福王伶奈だ。懸命に自身の役割を果たそうとプレーする2年生センターは、圧倒的な高さと手足の長さを生かし、得点やリバウンドを奪取。また、走力も兼ね備えているもの魅力の一つだ。中学時代に日本一を経験するなど着実にキャリアも重ねており、今年はさらなる飛躍を誓っている。

取材・文=田島早苗

留学生やほかのセンターを止めるのは、自分にしかできない役割

――1年生だった昨年は、すべてが新しいことの連続だったと思います。
福王 昨年は練習でも全然何もできてなくて、3年生や先輩たちに最後まで迷惑をかけっぱなしだったので、すごく悔いというか後悔が残った1年だったなと思います。

 先生(井上眞一コーチ)から言われてる自分の役割を練習でも試合でも全然できてなくて…。トレーニングなどでのペアを朝比奈あずささん(筑波大学)と組ませていただいてたのですが、朝比奈さんにもすごく迷惑をかけてしまったかなと。そこは後悔しています。

――その朝比奈さんから学んだことはありますか?
福王 ゴール下で体を張って留学生の選手を止める姿は、本当に試合中も感動したので、今年は自分が引き継げるようになったらいいなと思います。

――相手のビックマンを抑えることは今年のチームの中での役割になりますか?
福王 ゴール下で体を張って、留学生やほかのセンターを止めるのは、自分にしかできない役割だと思うので、そこは精いっぱいできるようになりたいです。

――今、練習で個人的に取り組んでいることなどがあったら教えてください。
福王 個人的には、ゴール下でシールをすることと、ボールをもらってディフェンスが何人寄ってきてもシュートを決め切れるように、毎日マイカンドリルをやっています。

――手応えは感じていますか?
福王 まあ…ちょっとずつ。…ちょっとです。

――大きな選手が相手だと体の強さも必要になってきますね。
福王 はい。まずは体重を増やして体幹を強くして頑張れたらいいなと思います。

――改めて自分自身の得意なプレーを教えてください。
福王 得意かは分からないのですが、なるべく普段から留学生と戦うことを想像してフックシュートなどは多めに練習しています。

――中学のときから走るプレーが多かったと思うのですが、走るプレーは得意ですか?
福王 足は遅いからそんなに好きではないのですが、自分に与えられている役割だと思うので、一生懸命走るようには頑張っています。

――参考にしてる選手や目標としている選手がいたら教えてください。
福王 Wリーグでは渡嘉敷来夢さん(ENEOSサンフラワーズ)。あと、朝比奈さん(のプレー)もすごく参考になっています。

――渡嘉敷さんはどういったところがすごいなと感じますか?
福王 海外の選手との試合で、すごく体を張っていて、日本国内でもゴール下では無敵状態なので、すごく憧れているし、ああいったプレーができたらいいなと思って見ています。

世界のトップレベルの選手たちと渡り合うのが目標

2年生になり、本格的に出場する機会が増えることが予想される桜花学園の福王(右)[写真]=バスケットボールキング

――話は変わって、バスケット以外での趣味などはありますか?
福王 すごく本が好きなので、よく小説を書いたり読んだりしています。(小説は)何でも読みます。ミステリーが好きです。

――好きな作家はいますか?
福王『まさきとしか』さんのミステリー本を読んでいるのですが、すごくおもしろくて好きです。

――本以外で好きなものは?
福王 韓国が好きで、K-POPアイドルはよく見ています。BTSとENHYPENが好きです。どちらかというと一人で(動画などを)見てニヤニヤしています。

――バスケットの話に戻ります。今年の目標を教えてください。
福王 チームとしては、(今年も)2冠をすることです。個人としては、全国津々浦々にいる留学生の方々をみんな止められるようにして、チームの2冠に少しでも貢献したいです。

――将来の目標も教えてください。
福王 将来的には日本国内だけに留まらず、世界に出ていっても、世界のトップレベルの選手たちと渡り合えるような、そういう選手になりたいです。

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