
2023.07.23
敵地ソウルで開催された「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 in 韓国」。7月23日、ソウルのチャムシル学生体育館で初戦が開催。ワールドカップ前に行うアウェー試合は韓国との2連戦だけとあり、トム・ホーバスヘッドコーチは「アウェーの中でどれだけタフに戦えるか、また選手のトライアウトを兼ねている」というテーマの中で試合が行われた。
対する韓国は9月末に開催するアジア競技大会に向けてのセレクションを兼ねており、代表合宿に合流したばかりのベテラン選手と帰化選手、海外で活動する選手はエントリーから外し「代表経験が少ない選手や若手も起用しながら戦い、チームに競争をもたらす」(チュ・イルスンHC)という方針のもとで戦っていた。
韓国は9月末に開催するアジア競技大会に向けて強化中 [写真]=Korea Basketball Association
果敢にリングを目指した比江島 [写真]=Korea Basketball Association
韓国PGホ・フンの多彩な攻めに手を焼くことに [写真]=Korea Basketball Association
インサイドで脅威となったハ・ユンギ [写真]=Korea Basketball Association
■トム・ホーバスHC
「修正して第2戦に臨みたい」とホーバスHC [写真]=Korea Basketball Association
ホーキンソンが股関節を痛めて出られないので、今はアンダーサイズのバスケを試しているので、明日もリバウンドのところではタフなゲームになると思います。今日のような入りじゃなくて、エナジーを持って入ること。ディフェンスとリバウンドをもう少し修正したい。
■西田優大
第1戦はSGでのプレーとなった西田 [写真]=Korea Basketball Association
僕自身のことで言えば、合宿ではずっと1番(PG)として練習してきたので「今日は2番(SG)のスタートで行くよ」と言われてビックリした部分はありましたが、逆にいつもの2番仕様のメンタルでやれたかなと思います。今日は2番として出た時にスリーが最初の1本しか来なかったけど、1番として出た時はペイントアタックを増やすことができたので、バランスを考えながらやれました。今後も2番でも、1番でもやれるように準備していきたい。同じアジア勢にこれだけリバウンドをやられてはキツイので、明日は修正します。
■馬場雄大
馬場は「学ぶことも多かった試合」とコメント(写真は浜松大会から) [写真]=伊藤大允
これからはもっと強いチームと戦っていくのだし、今までのような気持ちの持ち方ではダメで、もっとゲームの初めから心を決めて入るような試合をしないといけない。学べることがとても多い試合で、自分たちを見つめ直すいい経験になりました。
■チュ・イルスンHC
チュHCは「次第にペースをつかめた」と振り返った [写真]=Korea Basketball Association
日本はスペーシングを活用するのが上手い。ビッグマンたちもアウトサイドからの攻めのオプションがある。これは良い戦略だと思う。我々はその点に気を付けて入ったが、とにかく久しぶりの国際試合だったので、序盤に日本にたくさんシュートを与えてしまった。そんな中でも、インサイドを固めて守ったことで、次第にペースをつかんでいく試合ができた。
■チョン・ソンヒョン
「シュートチャンスを作ってくれた仲間に感謝したい」とチョ [写真]=Korea Basketball Association
(同じシューターの富永啓生のことを聞かれ)とても上手な選手だと思う。まだ若く成長する可能性がある。ビデオミーティングの時も彼のことはよく見ていて、同じシューターとしても負けたくなかった。
取材・文=小永吉陽子
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