2023.07.27
7月23日、男子日本代表(FIBAランキング36位)が敵地で韓国代表(同38位)との「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 in 韓国」第2戦に臨んだ。
第1戦に69-76で敗れた日本は、遠征メンバーからジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)、テーブス海(アルバルク東京)、ジェイコブス晶(ハワイ大学)の3名が登録外。第2戦では富樫勇樹(千葉ジェッツ)、富永啓生(ネブラスカ大学)、馬場雄大、吉井裕鷹(アルバルク東京)、渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス)の5人が先発に名を連ねた。
先制点を許した日本は、馬場のドライブレイアップや富永の3ポイントで応戦するが、富樫が試合開始3分間で2つ目のファウルを取られ、ベンチへ下がることに。その後、韓国の3ポイントや速攻ダンクでリードを広げられる苦しい展開となる。それでも、トム・ホーバスヘッドコーチがタイムアウトで檄を飛ばすと、原修太(千葉ジェッツ)が3ポイントに加え、西田優大(シーホース三河)のパスから速攻レイアップを決めて存在感を示す。
さらに、西田の長距離砲、井上宗一郎(越谷アルファーズ)のオフェンスリバウンドからの得点で点差を詰めると、川真田紘也(滋賀レイクス)は豪快なブロックを披露。速攻の場面では、再び西田のアシストから原のバスケットカウントが決まり、第1クォーター終盤に日本が逆転に成功する。川真田のセカンドチャンスポイントも決まり、20-16で最初の10分間を終えた。
続く第2クォーター、渡邉がオフェンスリバウンドから得点を決め、比江島慎(宇都宮ブレックス)は速攻から巧みなステップでレイアップを沈める。また、金近廉(千葉ジェッツ)がアウトサイドからゴールを射抜くと、富永はタフな3ポイントに、ミドルレンジジャンパーと連続得点。さらに、井上の3ポイントが決まり、日本が一時12点のリードを奪う。その後は韓国の3ポイント攻勢で点差を詰められる展開になるが、日本も富樫、井上、原が長距離砲で反撃。終盤には川真田が自身のスティールから力強いダンクを叩き込み、48-40で試合を折り返した。
迎えた第3クォーター、開始から渡邉が豪快なブロックを見せると、富樫がバスケットカウントや3ポイントなど、連続8得点の大爆発。白熱する日韓戦では、アンスポーツマンライクファウルを受けた富永がフリースローを沈め、日本が再び12点差に。しかし、その後は韓国のゾーンディフェンスを効果的に攻められず、0-12のランで同点とされる。一時は逆転を許すが、川真田のゴール下の得点でリードを奪い返した日本は、比江島の3ポイントと、西田の速攻レイアップが決まり、67-61で最終クォーターへ。
勝負の第4クォーター、西田のブロックや吉井のテイクチャージなど、序盤からディフェンスで奮闘する日本。一方、オフェンスでは須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の3ポイントや、渡邉のボスハンドダンクが決まる。また、比江島が得点にアシストと活躍すると、吉井は豪快なワンハンドダンクを叩き込む。最後まで攻撃の手を緩めない日本は、富樫のレイアップや原の3ポイントでリードを保ち、85-80で激闘を制した。
アウェーでリベンジを果たした日本は、原が14得点、富樫が13得点、富永が12得点、井上が8得点6リバウンド、比江島が7得点4アシスト、川真田が6得点7リバウンド2ブロック、渡邉が6得点、西田が5得点6アシスト2スティール、須田が5得点、吉井が4得点、金近が3得点、馬場が2得点と、12選手全員が得点をマーク。第1戦で苦しんだリバウンドでも34-31と韓国を上回った。
■試合結果
日本 85-80 韓国
JPN|20|28|19|18|=85
KOR|16|24|21|19|=80
2023.07.27
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