2023.09.15

日本だけでなく各国代表が集結、B3には世界5位のラトビア代表も/バスケW杯に出場したBリーガーまとめ

今季のBリーグにはW杯に出場した選手が18名在籍[写真]=fiba.basketball
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 8月25日から9月10日にかけて開催された「FIBAワールドカップ2023」。ドイツの初優勝で幕を閉じた今大会は、日本代表が48年ぶりに自力でのオリンピック出場権獲得を果たしたこともあり、国内で大きな盛り上がりを見せた。

 同大会にはBリーグ所属選手も多数出場。日本代表はもちろん、フィリピンやオーストラリア、ニュージーランドなどアジア・オセアニア圏に加え、ブラジルやラトビアの代表選手も日本のチーム所属選手として世界最高峰の舞台を戦った。

 本稿では、そんなバスケW杯に出場したB1、B2、B3所属選手をまとめて紹介する。

▼日本代表(9名)

W杯でも確かな存在感を放った河村[写真]=fiba.basketball

比江島慎(宇都宮)|富樫勇樹原修太(千葉J)|吉井裕鷹(A東京)|ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)|河村勇輝(横浜BC)|西田優大(三河)|井上宗一郎(越谷)|川真田紘也(滋賀)

 今大会で躍進を遂げた日本代表12名のうち、渡邊雄太(フェニックス・サンズ)、馬場雄大(フリー)、富永啓生(ネブラスカ大学)を除く9名はBリーグ所属選手だった。なかでも昨シーズンのBリーグレギュラーシーズンMVPと新人王を受賞した河村勇輝は、1試合平均13.6得点に加え、大会3位タイとなる7.6アシストを記録するなど躍動。FIBA公式を含め、海外からも注目を集める活躍ぶりとなった。
 いずれの選手も昨シーズンはB1でプレーしていたが、井上宗一郎川真田紘也はそれぞれ移籍と所属クラブの降格によって、今シーズンはB2に参戦。各カテゴリーでリーグを盛り上げる活躍が期待される。

▼フィリピン代表(4名)

得点力が光ったラモス[写真]=fiba.basketball

ドワイト・ラモス(北海道)|エージェー・エドゥ(富山)|カイ・ソット(広島)|キーファー・ラベナ(滋賀)

 日本代表の次にBリーグ所属選手が多いのがフィリピン代表。日本ととも開催国として臨むなか、1勝4敗24位の成績で大会を終えた。NBA選手のジョーダン・クラークソン(ユタ・ジャズ)がエースとしてチームをけん引するなか、彼に次ぐ得点源として活躍したのが平均13.2得点を挙げたドワイト・ラモスと8.2得点を挙げたエージェー・エドゥ。エドゥはチームトップの8.6リバウンドも記録し、ビッグマンとしての活躍が光った。

▼ブラジル代表(2名)

今季からアルバルク東京でプレーするメインデル[写真]=fiba.basketball

レオナルド・メインデル(A東京)|ティム・ソアレス(名古屋D)

 13位で大会を終えたブラジル代表にも2名、Bリーグ所属選手が選出されている。いずれも2023-24シーズンからBリーグでプレーする契約を結び、チームに合流する前に代表選手としてワールドカップに出場した形。ブラジルは南米屈指の強豪国だが、2選手とも主力として全試合でスターティング5に名を連ねた。

▼ニュージーランド代表(1名)

W杯でも宇都宮と同じ42番を背負ったフォトゥ[写真]=fiba.basketball

アイザック・フォトゥ(宇都宮)

 2021年から宇都宮ブレックスでプレーするアイザック・フォトゥもワールドカップに出場。ニュージーランド代表の一員として、大会で伝統舞踊“ハカ”も舞って見せた。プレー面ではベンチ出場が主となったが、大会最後のエジプト戦ではベンチ出場ながら14得点を挙げ、88-86の勝利に貢献している。

▼オーストラリア代表(1名)

オーストラリア代表においてもその献身性が光るケイ[写真]=fiba.basketball

ニック・ケイ(島根)

 オーストラリア代表のメンバーとして日本とも対戦したのが、島根スサノオマジックに所属するニック・ケイ。日本戦でも13得点を挙げており、大会を勝ち進む上での大きな壁として立ち塞がったが、味方としてはこの上なく頼もしい存在だろう。躍進目覚ましい島根の大黒柱とも呼ぶべきケイが、今シーズンどのようなプレーでチームを支えるのか注目だ。
 

▼ラトビア代表(1名)

快進撃を見せたラトビア代表の一員であるチャバルス[写真]=fiba.basketball

クラヴス・チャバルス(横浜EX)

 B1とB2のみならず、B3にもワールドカップ出場選手が在籍。クラヴス・チャバルスは7月に横浜エクセレンスとの契約が発表されたビッグマンで、ワールドカップ初出場ながら5位という好成績を残したラトビア代表の選手だ。チャバルスは主に控えセンターを務め、短い時間ながらフランスやスペインを破った試合にも出場。リトアニアとの5-6位決定戦ではスターティング5に名を連ね、8得点5リバウンドの活躍で強豪撃破に貢献した。

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