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『B MY HERO!』
2月21日、一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)は、公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)、一般社団法人日本ハンドボールリーグ(JHL)、株式会社モルテンとともに行ってきた「Keep Playing プロジェクト」の取り組みとして、初となる競技横断での座談会を開催したことを報告した。
「Keep Playing プロジェクト」とは、女性スポーツの競技継続を目指し、2022年からWリーグ、WEリーグ、JHL、モルテンが協働し、2022年から行っている活動である。今回の座談会は、「高校卒業後の女性スポーツ継続者が大きく減少している」ことをテーマに開催され、3リーグから2人ずつ、計6人が集まり意見を交わした。
Wリーグからは、山梨クィーンビーズの岡萌乃と東京羽田ヴィッキーズの水野菜穂が参加。
岡は、「こうして3競技で対談をすることで、様々な視点を自分の中に取り入れられたことが大きな学びでした。今後、ここからどう発展していくかが、どの競技でも課題になると思っています。この対談だけで終わらず、バスケットボールもハンドボールもサッカーも盛り上げていけるように選手として全うしていきたいですし、それが私たちに与えられた仕事だと思っています」と座談会を通してコメント。
さらに、「なかなかこういう機会がないと、将来のことや生涯スポーツとしてバスケットボールを続けるためにはどうしていくべきか、引退した後や妊娠・出産を経験した後に競技を続けられるかを考える機会がなかったので、とても有意義な座談会になりました。これからロールモデルになる人が増えていけば、バスケットボールだけに限らず、他競技でもスポーツの在り方が変わっていくと思いました」と岡は話した。
水野は、「バスケットボールは、高校から大学に上がる時に辞めてしまう人がとても多いというのを、今回初めて知りびっくりしました。そして、同じような問題を他のスポーツも抱えているのも驚きでした」と率直な感想をコメント。2021年には高校卒業後に競技登録者数が73パーセントも減るということに驚きを隠せなかったようだ。
「やっぱり、女子スポーツがもっとメジャーなものになるためには、いろんなことが必要になってくると思います。今回のように、競技を超えて協力するのも大事なことだと感じていますし、自分たちがトップアスリートとして競技の楽しさや魅力を伝えていくのも一つの方法なのかなと思います」と話す水野。
「子どもたちや、いろんな世代の方にスポーツの楽しさを知ってもらうための活動を今後も継続しつつ、他競技との交流も続けて、活動の普及を行うことができればと思います」と今後について語った。