2023.07.02

女子日本代表がアジアカップ決勝で中国に惜敗…2点差で敗れ、6連覇に一歩届かず

惜しくも中国に敗れた女子日本代表[写真]=fiba.com
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 7月2日、オーストラリアのシドニーで「FIBA女子アジアカップ2023」の決勝が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子中国代表(同2位)と対戦した。

 大会6連覇を目指す日本は、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、赤穂ひまわり(デンソーアイリス)、馬瓜ステファニー(モビスター・エストゥディアンテス/スペイン)、髙田真希(デンソー)が先発に名を連ねた。

 先制点を奪われた日本は、林と髙田の3ポイントシュートや赤穂のフリースローで得点を重ね、試合開始から両チーム譲らぬ展開に。第1クォーター中盤には馬瓜、髙田、赤穂がレイアップで得点を伸ばし、リードを奪うと、オコエ桃仁花(ジーロング・スーパーキャッツ/オーストラリア)の長距離砲もヒット。しかし、中国を突き放すことはできず、17-17で最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーターでは開始から連続7得点を許し、中国にリードを奪われる。それでも、赤穂、髙田、宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)が積極的なドライブからシュートを決めると、中盤には星杏璃(ENEOS)の得点で逆転に成功。また、ディフェンス面でも強固な守りを発揮し、第2クォーター残り7分37秒での失点を最後に、中国のオフェンスを完封する。終盤には髙田と林の3ポイントも決まり、16-0のランを作った日本が35-26で試合を折り返した。

チームハイの17得点を挙げ、日本をけん引した髙田[写真]=fiba.com

 迎えた第3クォーター、開始から連続7失点するも、山本とオコエの3ポイントで日本も応戦。しかし、中盤に逆転を許すと、その後は一進一退の攻防となり、髙田の長距離砲や宮崎のバスケットカウントでリードチェンジを繰り返す。それでも、最後は星と山本のレイアップでなんとかリードを奪い、51-48で最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、中盤までは宮崎の長距離砲などでリードを保つ日本だったが、中国に3本連続で3ポイントを決められると、0-11のランを作られ、試合終盤には追いかける展開に。6点のビハインドを背負う日本は、宮崎のアシストから林がバスケットカウントのレイアップを決めて3点を返す。さらに、試合残り1分48秒には馬瓜のスティールから、再び宮崎のアシストで林が同点3ポイントをヒット。

 しかし、残り1分5秒に205センチの相手センター、ハン・シューに勝ち越し弾を決められると、その後はファウルゲームに突入する。髙田のジャンプシュートや馬瓜の3ポイントで日本は最後まで追い上げを見せるが、71-73で惜しくも決勝の舞台で敗れた。

 日本は髙田が17得点4リバウンド、林が12得点4リバウンドと活躍すると、馬瓜が9得点5スティール、赤穂が8得点6リバウンド、宮崎が8得点4アシスト、オコエが8得点、山本が5得点9アシストをマーク。6連覇には届かなかったものの、チーム一丸となって奮闘した。

■試合結果
日本 71-73 中国
JPN|17|18|16|20|=71
CHN|17|9|22|25|=73

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