2023.09.22

恩塚HC「課題を掴んでOQTに臨みたい」アジア大会バスケ女子日本代表のテーマとは

女子日本代表を率いる恩塚亨ヘッドコーチ[写真]=バスケットボールキング
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 9月21日、「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」に出場するバスケットボール女子日本代表が、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで公開練習を実施した。

 メディアに公開された練習の前半部分では、モニターで過去のプレー映像なども確認しながら連係を確認。別メニュー調整の赤穂ひまわりを除く11名が、恩塚亨ヘッドコーチと言葉を交わしながら汗を流した。

 チームの指揮を執る恩塚HCは「OQT(オリンピック世界最終予選)を見据えた強化ポイントにしたい」と今大会の位置づけを語っており、ライバルの中国代表や韓国代表もフルメンバーに近い布陣で臨んでくるガチンコ対決を歓迎。「質の高い試合をどれだけ経験して、その中で自分たちの力を発揮できるか。ギリギリのタフな試合で見えてくる課題もあると思う。それを掴んでOQTに臨みたいと考えています」と話した。

 選手選考という面では、今年6月に準優勝した「FIBA女子アジアカップ2023」のメンバーを土台にした布陣だが、海外リーグに挑戦する馬瓜ステファニーがメンバーから外れ、司令塔として期待されていた山本麻衣と町田瑠唯もコンディション不良で出場辞退となった。

 ポイントガード登録の選手が4人から2人に減り、追加招集されたのはシューティングガードの川井麻衣とスモールフォワードの薮未奈海。この人選について、恩塚HCは「(アジア競技大会は)事前登録できる枠が限られていて、今まで合宿でやってきた選手の中から選んだ」と明かし、「もともとガード4人でやるというのも、ステファニー選手が来られないということで、町田選手に経験してほしいという意味合いもあった。ガード4人をベースで考えたかったということではないです」ともコメント。

 指揮官が「一言で言えばクリエーター。チャンスをクリエートできる人」という1番ポジションは、宮崎早織と本橋菜子を軸に据えつつ、「星(杏璃)選手と川井選手もできる」と起用の幅を広げる可能性も示唆した。

 また、フロントコート陣の人選についても、「今回は高田(真希)選手を中心に、朝比奈(あずさ)選手にもプレータイムを与えて成長の機会にしたいと思っている。経験を積んでOQTにつなげたいという狙いで、候補選手としてビッグマンを呼ばなかったという決断です」と説明。19歳の有望株にも大きな期待を寄せた。

 チームや個人としての“経験”を目的の一つに挙げながらも、目標とするのはやはり優勝。日本は1998年の優勝を最後に頂点から遠ざかっており、過去4大会連続で銅メダルという悔しい結果に終わっている。今大会は約3カ月前のアジアカップで立ちはだかった中国へのリベンジはもちろん、OQTへ弾みをつけるためにも重要な大会となりそうだ。

 予選ラウンドのグループBに入った日本は、27日に香港、29日にカザフスタン、1日にフィリピンと対戦。試合の模様はU-NEXTで配信される。

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