2024.08.03
7月27日、パリ2024オリンピック男子バスケットボールのグループA第1戦がスタッド・ピエール・モーロワ(リール)にて開催され、オーストラリア代表(FIBAランキング5位)がスペイン代表(同2位)に92-80で勝利した。
記念すべきパリ五輪の開幕戦は、B1島根スサノオマジックに所属するニック・ケイもスターターに名を連ねるオーストラリアが先制すると、長距離砲が不発のスペインをじわじわと離していく展開。同残り2分には小競り合いで試合が一時中断する場面もありながら、一時14点差と突き放した。
31-21で突入した第2クォーターは、追いかけるスペイン代表が好スタートをきり、判定に異を唱えた指揮官のテクニカルファウルなどもありながら、サンティ・アルダマを中心に反撃。しかし、オーストラリア代表のジョシュ・ギディーが要所で存在感を示し、7点差の49-42で後半へ。
ハーフタイム明けの第3クォーターは、スペイン代表がディフェンスから流れを手繰り寄せ、同残り6分をきったところでアルダマの3ポイントで逆転。しかし、オーストラリア代表がすぐさまパティ・ミルズの長距離砲で再逆転すると、波状攻撃でじわじわと点差を拡大した。
69-60で迎えた最終第4クォーターも、豊富な運動量で攻守に主導権を渡さなかったオーストラリア代表が、点差を詰められては離す一進一退の展開。最終盤は2021年の東京大会で銅メダルに輝いたオーストラリア代表が速攻も繰り出しながら効率よく加点し、スペイン代表の反撃を振り切った。
勝利したオーストラリア代表は、インサイドで存在感を示したジョック・ランデールが20得点9リバウンド、ギディーが17得点8リバウンド8アシスト、ミルズが3本の3ポイントを含む19得点をマーク。島根に所属するケイは前半にファウルがかさみ、19分48秒のプレータイムで8得点5リバウンドの成績だった。
対するスペイン代表は、アルダマが6本の3ポイントを含むゲームハイの27得点、セルヒオ・リュルも5本の3ポイントを決めて17得点と気を吐いたが、確率よくシュートを沈めたオーストラリア代表に及ばず、黒星スタートとなった。
開幕戦を制したオーストラリア代表は、30日の第2戦でカナダ代表(同7位)、8月2日の第3戦でギリシャ代表(同14位)と対戦。対するスペイン代表は、第2戦でギリシャ代表、第3戦でカナダ代表と対戦する。
■試合結果
<パリ五輪予選グループA第1戦>
オーストラリア - スペイン
AUS|31|18|20|23|=92
ESP|21|21|18|20|=80
2024.08.03
2024.08.02
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